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HISTORY 2022.11.20

『吾妻鏡』 ~第44回より~

脚本の三谷幸喜さんが「これが原作のつもりで書いている」と話されている『吾妻鏡』。この史書には、治承4年(1180)の「以仁王の乱」をはじまりとする鎌倉幕府の歴史が記されています。第44回で描かれた主なエピソードをご紹介します。

建保6年(1218)7月8日条

左大将家の直衣始のうしはじめに際し、随兵に選ばれた三浦義村と長江明義とが互いに並び位置を譲り合い、出発が遅れていました。事情を知った源実朝は、高齢の明義に「左に侯じて子孫の名誉とせよ」と命じ、この場をおさめました。

建保6年(1218)7月9日条

北条義時が大倉郷の南の山裾に寺院を建立するように命じました。これは昨日、夢の中に薬師十二神将のうちのいぬの神が現れ、「今年の参拝は何事もなかったが、来年の拝賀の日は源実朝の供をしないほうがよい」と告げたためです。

建保6年(1218)12月20日条

去る6日に源実朝が右大臣に任じられました。そこで本日、政所はじめが行われました。

建保7年(1219)1月27日条

夜になって雪が降り、2尺(およそ60cm)余り積もりました。本日、源実朝が右大臣の拝賀のために、鶴岡八幡宮に参りました。

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