第45回
「神奈川県鎌倉市・秦野市」
神奈川県鎌倉市。建保7年(1219)1月27日。雪に覆われた鶴岡八幡宮で、実朝は命を落としました。
鶴岡八幡宮
公暁が身を隠したと伝わる大木は「隠れ銀杏」とも呼ばれていました。平成22年に強風により倒れてしまいましたが、残った根から若木が自生し、今も枝を伸ばしています。
実朝は境内にある白旗神社に、頼朝と共に祭られました。
白旗神社
神奈川県秦野市。行方不明になった実朝の首が、この地に葬られたと伝わっています。
源実朝公御首塚
首塚にほど近い、金剛寺。この寺に伝わる阿弥陀三尊立像は、実朝を供養するために造立されたものであると考えられています。
金剛寺
志半ばではかなく散った実朝。その突然の死は、鎌倉と京の間に激震をもたらしたのです。
「鶴岡八幡宮」
神奈川県鎌倉市
JR「鎌倉」下車、徒歩10分
「源実朝公御首塚」
神奈川県秦野市
小田急「秦野」からバス「中庭」下車、徒歩3分