紀行

第31回

「神奈川県鎌倉市」

神奈川県鎌倉市。鎌倉と三浦半島を結ぶ古道、名越なごえ切通。鎌倉時代に整備され、防衛拠点として重視されました。

名越切通

周囲には「名越」の名が地名として残されています。北条時政の館は、「名越」にあったと『吾妻鏡』に記されていますが明確な場所はわかっていません。

時政の館で比企能員は命を落としました。その日のうちに、一族も義時たちの襲撃を受け、滅亡へ追い込まれます。

妙本寺(比企館跡)

比企館の跡に建つ妙本寺は、能員の息子・能本よしもとが一族の霊を弔うためにお堂を立てたことが始まりだといいます。

比企一族の墓

境内にある蛇苦止堂じゃくしどうは、頼家に嫁いだ能員の娘(せつ)の霊を鎮めるために築かれたと伝わります。

蛇苦止堂

比企氏の滅亡によって、御家人の頂点を極めた北条氏。犠牲となった者たちへの祈りが今もささげられています。

「妙本寺」

神奈川県鎌倉市

JR「鎌倉」下車、徒歩8分

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