紀行

第30回

「栃木県益子町/静岡県沼津市」

頼家に謀反を疑われ、鎌倉を追われた全成下野国しもつけのくに、現在の栃木県で討ち取られたと『吾妻鏡』に記されています。

大六天の森

益子町にある大六天だいろくてんの森。森の奥にひっそりと並ぶ2基の五輪塔は、全成と従者を供養するためのものであると伝わり、今に至るまで地元の人々に大切に守られてきました。

大泉寺

静岡県沼津市には、全成が治めた阿野荘あののしょうがありました。

館跡に建つ大泉寺は、全成が持仏堂を造り、源氏一門の霊を慰めたことが始まりだといいます。

伝 阿野全成の墓

寺には、「全成の首が空を飛んで阿野荘に帰り、館の門前にあった松にひっかかった」という伝承が残されています。

伝 阿野全成・時元の墓

兄・頼朝の挙兵に、いち早く駆けつけ、幕府の発展に尽力した全成

彼の死は、北条氏と比企氏の対立に拍車をかけました。

「大六天の森」

栃木県益子町

真岡鐵道「益子」からバス「益子参考館入口」下車、徒歩40分

「大泉寺」

静岡県沼津市

JR「原」からバス「東井出」下車すぐ

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