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参院選投票率を予測分析 最新調査から

曽我 英弘  解説委員

参議院選挙は7月10日に投開票が行われる。前回3年前の投票率は戦後2番目に低い結果に終わったが、今回も前回程度にとどまる可能性がある。

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というのは最新のNHK世論調査でも、投票の意欲、選挙への関心ともに3年前の同じ時期とほぼ同じ水準だからだ。投票に「必ず行く」という人と「期日前投票をした」人の合計は59%、「関心がある」という人も69%に過ぎない。1か月前から徐々に改善しつつあるが依然低いレベルで推移しており、今後の天候などによっては前回を下回ることさえあるのではないか。

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物価高や少子化など暮らしに身近な争点も多いにもかかわらず、盛り上がりに欠くとも言われるのはなぜだろうか。その要因として各党の議論がいまひとつかみ合わず、候補者の主張も説得力に欠けると受け止めている有権者が少なくないからではないか。また先週は猛暑の影響で想定していたほど人が集らず、演説にかける時間も配慮せざるを得なかったことや、ここにきての大雨も盛り上がりに水を差していると嘆く関係者もいた。

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ただ有権者のなかには「誰に」、または「どこに」投票したらよいかわからない、迷っている人もいるはずだ。政党や候補者などのホームページやSNSのほか、NHKをはじめ数多くの選挙関連サイトでは最近は質問に答えていくだけで自分の考えに近い候補者などがわかる「ボートマッチ」というサービスが公開されており、参考にするのも一つの方法だろう。

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今回の参議院選挙が終われば、衆議院の解散がない限り、2025年まで全国規模の国政選挙の予定がない。つまり今回を逃すと今後3年間、わたしたちの声を国政に直接ぶつける機会はおとずれない可能性がある。投票に行かずにあとで後悔することがないよう、ぜひ投票所に足を運び、有権者としての権利を行使して頂きたい。

(曽我 英弘 解説委員)

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