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ラグビー 2年ぶりの国内テストマッチ

小澤 正修  解説委員

ラグビーの日本代表が23日、オーストラリア代表と対戦します。コロナ禍で活動が制限されていた日本代表、国内では2年ぶりのテストマッチです。小澤正修解説委員です。

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Q1
久しぶりに桜のジャージーでのプレーが見られるのですね。

A1
国や地域の代表がぶつかりあう真剣勝負、ラグビーではテストマッチと呼びますが、国内では、2019年にアジアで初めて日本で開催されたワールドカップ以来、2年ぶりとなります。相手のオーストラリアは世界ランキング3位、ワールドカップでも優勝2回。「ワラビーズ」という愛称でも知られ、日本が過去1回も勝ったことがない強豪です。舞台は2年前のワールドカップの会場にもなった大分市です。

Q2
あのワールドカップから、2年も国内でテストマッチがなかったのですね。

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A2
新型コロナの感染拡大の影響を受けました。2年前のワールドカップで日本代表は史上初のベストエイトに進出し、観客は170万人にのぼりました。様々な国の出身の選手が日本代表として団結し、チームの掲げた「ONE TEAM」というスローガンが新語・流行語大賞の年間大賞に選ばれるなど、社会現象にもなりました。その盛り上がりをさらなる代表強化や競技普及につなげようと、大会後に、イングランドやウェールズといった世界トップレベルのチームとの対戦も予定されていましたが、感染拡大の影響で、国内でのテストマッチはすべて中止となってしまったのです。

Q3
つまり、今回は日本代表の再始動とも言えますね。

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A3
コロナ対策で観客の上限は収容定員の50%となりますが、日本代表のジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチは「ファンとのつながりを取り戻すための重要な瞬間」としています。次のフランスでのワールドカップはもう再来年に迫っています。2年前、日本代表を引っ張った福岡堅樹(けんき)選手が医師を目指して引退するなど、新たなチーム作りも急務で、今回はリーチ マイケル選手らおなじみの選手だけではなく、前回ワールドカップの経験がない選手が3分の1以上、また、日本代表としての出場経験がない選手も2人、登録メンバーに入っています。改めてスタートする日本代表の戦いぶりに注目したいと思います。

(小澤 正修 解説委員)


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