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「来週から! 病院でもマイナンバーカード」(ここに注目!)

竹田 忠  解説委員

政府が普及を急ぐマイナンバーカード。
来週からは、健康保険証として徐々に利用できるようになります。
竹田忠解説委員です。

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Q①マイナンバーカードが健康保険証になる、というのはどういうこと?

病院にかかる時は、普通、健康保険証が必要ですが
来月からは、マイナンバーカードを提示すれば、
保険証は見せなくてもいい、という病院が徐々に増えてきます。
まず、全国500の病院や薬局で来週の木曜日、4日から、徐々に始まります。
厚生労働省によると、現時点で全国の病院や薬局のうち、
およそ3割が導入に向けて準備を進めているということです。

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Q②マイナンバーカードを持ってない人はどうするんですか?

今後も健康保険証は今まで通りに使えます。
マイナンバーカードでも、健康保険証でも、どちらを使ってもいいんです。

Q③どちらを使ってもいいなら、
わざわざマイナンバーカードを使うメリットというのは何なんでしょう?

まず、本人のメリットしては、
転職して新しい健康保険証がまだ届いてなくても
マイナンバーカードがあればそれで済みますし、
病院側のメリットとしては、よくある“なりすまし”対策。
つまり、他人の保険証を使って受診することを防げる、とか
いろいろあるんですが、最大のメリットは、
自分がどういう治療をされたのか、どういうクスリを処方されたのか、
そうしたことが、今後、マイナポータルという
マイナンバーカードの専用サイトで段階的に見られるようになるんです。
患者本人が同意すれば、医師も一緒に見られますので、
過去に関係する治療を受けていたかどうか、
また複数の病院で同じようなクスリが出されてないか、
などが確認できるようになります。
これは大きなことです。

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Q④でも、そこまでいろんな情報と結びつくと、
マイナンバーカードを持ち歩くのが何だか不安になりませんか?

政府は、マイナンバーカードそのものに、
そういう情報が記録されるわけではないので安心してほしいと説明しています。
さらに健康保険証は窓口で渡しますが、
マイナンバーカードは原則、渡しません。
今後、窓口には顔認証式のカードリーダーが用意されますので、
自分でカードをかざして、
確認用の画面に自分の顔をうつせば、5秒程度で本人確認がすみます。
ちなみにマスクをしていても、基本的に確認できるそうです。

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ただ注意が必要なのは、
マイナンバーカードでこうした使い方をするには
最初に申し込み手続きが必要なんです。
自分でマイナポータルで申し込むか、
それとも対応できる病院や薬局でお願いするか?
最初はどうしていいのか戸惑う人も多いと思いますので
病院も薬局も丁寧に説明することが必要だと思います。

(竹田 忠 解説委員)

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