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「メーデー 野党との関係は」(ここに注目!)

安達 宜正  解説委員

きょう5月1日はメーデーです。安達宜正解説委員です。

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アナ)きょうのキーワードは、「連合・政党代表招かず」

安達)そうです。労働団体は先週末から全国で集会を開いていて、きょうは全労連や全労協の中央メーデーが行なわれます。日本最大の労働組合・連合は先週末に中央メーデーを開きましたが、そこに政党代表を招きませんでした。これまでは民進党を支援。民主党時代から必ずと言っていいほど、代表を招いていました。

アナ)なぜ、招かなかったのでしょう。

安達)式典のコンパクト化と説明しています。来賓挨拶などに割く時間を短くし、参加者に楽しんでもらうという配慮ということでしょう。ただ、野党幹部に聞くと立憲民主党、希望の党、民進党の3つに分裂したことが理由ではないという見方を示します。先週、希望と民進は国民民主党の結成で合意しましたが、加盟する労働組合によって、各党との関係に濃淡があります。結局、どこも招待しないことで落ち着いたということです。一方政府代表として、加藤厚生労働大臣を招きました。働き方改革関連法案の審議を控え、法案を推進する、政府代表を招きながら、野党を招かないと言うのはどうなんだという声もあります。

アナ)政党との距離。これからどうなるのでしょう

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安達)政策で合意できる議員を個別に支援する方針です。ただ前回の参院選を見てみますと、民進党の比例代表で当選した11人のうち、8人が連合の組織内候補です。連合の支援がなければ選挙は戦えないと話す野党議員も少なくありません。一方で連合には野党が分裂状態を続けるなら、これまでのような関係を続けるのは難しいという意見もあります。なかには政策実現には政権与党との協議が不可欠という声もあります。連合と野党がこれまで築き上げてきた関係が今後、どうなるのか、来年の参議院選挙もにらんで、駆け引きが続きそうです。

(安達 宜正 解説委員)

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