ジョシュア・ホーランダー

ピクサー・アニメーション・スタジオ スペシャル・プロジェクト ディレクター
2000年11月、アカデミー賞受賞長編映画『ファインディング・ニモ(Finding Nemo)』のモデリング・コーディネーターとしてピクサー・アニメーション・スタジオに入社。モデリング・コーディネーターを1年間務めた後、異動となり、『ファインディング・ニモ』の同スタジオ初のキャラクター部門を監督する。同部門の仕事が終了すると、『ファインディング・ニモ』、アカデミー賞受賞長編映画『Mr.インクレディブル(The Incredible)』 のカメラ・マネージャーとして画像のマスタリングを行う。2005年制作のゴールデングローブ賞受賞長編映画『カーズ(Cars)』 では画像マスタリングのマネージャー、その後、アカデミー賞受賞長編映画『トミーのおいしいレストラン(Ratatouille)』『ウォーリー(WALL・E)』および『カールじいさんの空飛ぶ家(Up)』 の画像マスタリングのディレクターを務める。

『ウォーリー』の制作にたずさわりながら、ピクサー作品の3D化に必要なプロセスを進めるチームを組織した。ピクサーの中で3D化への要求が大きくなるに つれ、ホランダーは軸足を移し、3D映像制作のディレクターとなる。短編映画と長編映画(アカデミー受賞長編映画作品である『カールじいさんの空飛ぶ家』『トイ・ストーリー3(Toy Story 3)』そして『インサイド・ヘッド(Inside Out)』 を含む)両方のスタジオでの立体映像制作のあらゆる側面を監督する。

2015年、ピクサーで、スペシャル・プロジェクトのディレクターという新たな役割を担う。これにより、スタジオの核となるイニシアチブに合致したその他の付随的プロジェクトの制作、監督へと、その責任範囲はさらにひろがっている。直近では、第88回アカデミー賞のための短編アニメーションの制作、コンテンツ・プロデューサーとしてピクサー展示チームと取り組んだ、教育・啓発目的の2つのミュージアム・インスタレーション、教育プログラム「Pixar in a Box」のプロジェクトマネジメントを行っている。

マンハッタンのアッパー・ウエスト・サイドで育ち、ニューヨーク大学で文化人類学の学位を取得。ピクサー入社以前には、アーバンミュージック業界に身をおき、アンダーグラウンドヒップホップのプロデューサー兼DJとしてマーケティングの仕事にもたずさわった。現在はサンフランシスコ在住、オークランドにある2つの非営利団体(NPO)の理事をつとめ、若者のメンターとして指導や助言を行い、音楽も教えている。

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