イベント
Japan Prize 2023
日本賞映像祭
午後2時~4時15分
第50回受賞作品上映会&ディスカッション
幼児向け部門最優秀賞
「スメッドさん一家とスムーさん一家」イギリス公共放送BBCで昨年のクリスマスに放送され、36%という驚異的な視聴占有率(Viewing share)を記録した大ヒットアニメ。
舞台ははるか遠くの惑星。ジャネットとビルはビビットワープの森で出会い、恋に落ちました。しかし、二人の家族、スメッド家とスムー家は結婚に大反対。果たして両家は互いの違いを乗り越えることができるのか……?
エンターテインメントを通して、幼い子どもたちに多様性を尊重することの大切さを伝える作品です。本番組のみどころは、ぬくもりを感じる色鮮やかなキャラクターたち。また、子どもと大人が一緒に楽しめる仕掛けとは?上映会ではアニメーションのディレクターに、立体キャラクター造形の秘密や、ヒットを生み出す秘訣を尋ねました。
*このセッションで紹介されている作品の映像は、日本賞ホームページ用に短く編集してあります。
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- I023 スメッドさん一家とスムーさん一家
- マジック ライト ピクチャーズ
- イギリス
- 26分47秒
- スピーカー
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ダニエル・スネドン
マジック ライト ピクチャーズ ディレクター
- モデレーター
ナビーラ・シャビア
フリーランスジャーナリスト/国際ジャーナリストセンター(ICFJ)シニアリサーチアソシエイト
オランダ
イギリスのガーディアン紙やフィナンシャル・タイムズ紙、ザ・コレスポンデント、およびツイッターでの勤務を経て、現在はフリーランスのパキスタン系イギリス人ジャーナリスト。オックスフォード大学のロイター・ジャーナリズム研究所(RISJ)やワシントンに本部を置く国際ジャーナリストセンター(ICFJ)において、ジャーナリズムに関する研究報告を共著。現在、ICFJのシニアリサーチアソシエイトを務める。ケルン、ブリュッセル、パリ、ロンドン、オックスフォードに滞在歴があり、現在の活動拠点はアムステルダム。長年にわたり、第一線のニュースルーム、メディア研究機関やスタートアップのニュースメディアにおいて国境を越えた発信を続けている。
- パネリスト
ジュディス・ボールガー
トーボー プロデューサー/共同経営者
カナダ
子ども向けメディアの世界で20年以上の素晴らしいキャリアを持ち、受賞歴のあるデジタルゲームやアニメシリーズを制作。自身初の長編映画でもある『Dounia and the Princess of Aleppo(ドゥーニャとアレッポのお姫様)』のプロデューサー。トーボー(Tobo)の共同創立者として子ども・家族向けに、知的で刺激に満ちた魅力的なエンターテインメントの創作に専念している。
- パネリスト
ザンディ・ンコシ
南アフリカ放送協会(SABC)シニア・コミッショニング・エディター
南アフリカ
16年間にわたり、SABC(南アフリカ放送協会)のシニア・コミッショニング・エディターを務めるなど、メディアに携わり、今年で20周年を迎える。彼女の天職は常に公共サービスであり、子ども向け番組に大きな情熱を傾けてきた。とりわけここ数年、ティーンエイジャー向け番組で、SAFTAs(南アフリカ映画・TVアワード)を数回受賞、2008年には、プリジュネス子ども映像祭のユニセフ賞を受賞している。この2年間は、SABCの開発部門で働いている。
児童向け部門優秀賞
「カルマのラップ・ワールド」ネットフリックスで世界190ヶ国以上で配信されている人気アニメ番組。
10歳のカルマは音楽アーティストとラッパーを目指す女の子。大きな才能と、もっと大きな心を持っています。カルマの友だちのウィンストンは、おばあちゃんの誕生日を特別なものにしようと必死になっています。ところがお祝いビデオを撮影中、あせって落ち着きを失ってしまいます。どうしても気になって仕方ないことがあるようです。カルマはウィンストンの本当の気持ちを聞き出し、楽にしてあげられるでしょうか?
本シリーズが誕生したキッカケは、アメリカの人気ラッパーのリュダクリス(本名クリストファー・ブリッジス)の娘が、「ラップ好きの黒人の女の子が主人公の番組が見たい」と言ったことがきっかけでした。黒人の女の子はもちろん、さまざまな背景を持つ子どもたちが共感し、ともに楽しめる物語を作るために、世界中の才能が結集しました。ディレクターのオハンロンさんに、番組の「表」と「裏」における多様性についてお話を伺いました。
*このセッションで紹介されている作品の映像は、日本賞ホームページ用に短く編集してあります。
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- E065 カルマのラップ・ワールド
- ナインストーリー・メディアグループ
カルマズ・ワールド・エンターテインメント
ブラウンバッグ・フィルムズ - カナダ・アメリカ・アイルランド
- 12分
- スピーカー
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ブローナ・オハンロン
ナインストーリー・メディアグループ/ブラウンバッグ・フィルムズ シリーズディレクター
- モデレーター
ナビーラ・シャビア
フリーランスジャーナリスト/国際ジャーナリストセンター(ICFJ)シニアリサーチアソシエイト
オランダ
イギリスのガーディアン紙やフィナンシャル・タイムズ紙、ザ・コレスポンデント、およびツイッターでの勤務を経て、現在はフリーランスのパキスタン系イギリス人ジャーナリスト。オックスフォード大学のロイター・ジャーナリズム研究所(RISJ)やワシントンに本部を置く国際ジャーナリストセンター(ICFJ)において、ジャーナリズムに関する研究報告を共著。現在、ICFJのシニアリサーチアソシエイトを務める。ケルン、ブリュッセル、パリ、ロンドン、オックスフォードに滞在歴があり、現在の活動拠点はアムステルダム。長年にわたり、第一線のニュースルーム、メディア研究機関やスタートアップのニュースメディアにおいて国境を越えた発信を続けている。
- パネリスト
デイヴィッド・クリーマン
グローバルトレンド シニアバイスプレジデント
アメリカ
戦略家であり、アナリストであり、作家であり、スピーカーであり、人と人をつなぐコネクターである――持続可能で子どもに優しい実践方法の開発において35年以上にわたり子ども向けメディア業界をけん引してきた。 現在は、リサーチコンサルティング事業やゲームスタジオを運営するGlobal Trends for Dubitの上級副社長。活動を始めた頃は「子ども向けメディア」とはテレビのことであったが、現在は、子どもたちにエンターテインメント、エンゲージメント、遊び、学びを提供するあらゆるメディアに情熱を注いでいる。社会は大きく変化しているかもしれないが、子どもたちの発達経路やニーズは変わらないままだと自身のリサーチ、洞察、経験を基に伝えつづけている。国際的な子ども向けTVフェスティバル、プリジュネス(PRIX JEUNESSE)の諮問委員会委員長を務めているほか、子どもメディア協会(the Children’s Media Association)およびジョーン・ガンツ・クーニーセンター(the Juan Ganz Cooney Center)の役員でもある。子ども向けエンターテインメントの最善の方法を求めて世界6大陸で講演を行い、そして、より重要なこととして人々の声に耳を傾けてきた。
- パネリスト
マリアナ・カノ・フェンテス
ワーナーブラザーズ・ディスカバリー 子ども・家族向けプログラミング・制作マネージャー
メキシコ
1998年、メキシコの公共テレビ局Canal Onceの子ども向け番組編成部門であるOnce Niñosでプロとしてのキャリアをスタート。リサーチ、番組編成、制作およびコンテンツ開発に携わる。2010年には、制作とコンサルティングを中心としたメディア企業Nao Kidsを設立。
読書や環境意識の促進、子どものための市民権の向上を目指してソーシャル・キャンペーンを展開し、メキシコやラテンアメリカで開催される会議でスピーカーを務めている。現在は、ワーナー・ブラザーズ・ディスカバリー(ラテンアメリカ)のキッズ・ファミリー向けコンテンツ部門の番組制作マネージャーとして活躍中。