イベント
Japan Prize 2023
日本賞映像祭
午後3時30分~5時30分
第49回日本賞グランプリ作品上映会&アフタートーク
ドゥーニャとアレッポのお姫様
昨年のグランプリ受賞者ジュディス・ボールガーさんが来日!
カナダに移住したシリア難民の子どもたちを取材し、彼らの実体験にファンタジーの要素をかけあわせて制作されたアニメーション映画「ドゥーニャとアレッポのお姫様」。戦争や難民といった複雑なテーマを、子どもたちにとって親しみやすい物語に仕立て上げるために、どのような工夫を盛り込んだのか?シリア人の監督やキャストとのクリエイティブな共同作業で得た発見や学びについてボールガーさんにお尋ねしました。
*このセッションで紹介されている作品の映像は、日本賞ホームページ用に短く編集してあります。
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- ドゥーニャとアレッポのお姫様
- トーボーメディア
- カナダ
- 74分
(物語)
戦争によって祖国を追われたシリア人の少女ドゥーニャは、おじいさんとおばあさんと一緒に新しい家を探す旅に出ます。安息の地を求めて世界各地を旅する過程で、困難が立ちはだかったときには、おとぎ話の賢人たちが現れ、救いの手をさしのべてくれます。シリアの伝統文化に彩られた絵や音楽が、子どもたちに希望と勇気を与えてくれる物語です。- スピーカー
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ジュディス・ボールガー
トーボー プロデューサー/共同経営者
カナダ
子ども向けメディアの世界で20年以上の素晴らしいキャリアを持ち、受賞歴のあるデジタルゲームやアニメシリーズを制作。自身初の長編映画でもある『Dounia and the Princess of Aleppo(ドゥーニャとアレッポのお姫様)』のプロデューサー。トーボー(Tobo)の共同創立者として子ども・家族向けに、知的で刺激に満ちた魅力的なエンターテインメントの創作に専念している。
- モデレーター
スベトラーナ・チェルノワ
プロデューサー
キルギス
キルギスタン出身のプロデューサー、脚本家、アニメーター。2009年日本賞のファイナリストであり、2020年日本賞では、企画部門優秀賞である日本ユネスコ協会連盟賞を受賞。キルギスタン、カザフスタン、ロシア、トルコ各国営メディアの幼児向け・児童向け教育アニメーションシリーズを16年以上にわたり制作。子どもの発達心理学、多様性、インクルージョンの専門知識にもとづいて、質の高い教育コンテンツを生み出すことを使命としている。