楽しみながら科学の知識を得られるようにと作った番組、「驚異の映像図鑑〜触覚〜」が日本賞の審査委員に認められ光栄です。
テレビという視覚媒体を使って、見えない触角を表現する「〜触覚〜」は特に難しいテーマでした。幸いにも、視覚障害を持つアスリート、ベレーナ・ベンテレ選手の協力を得ることができました。彼女を通して、人間の触覚とはどのようなものか知り、他の動物との違いを理解することができました。「触る」「感じる」ことに関する生物学的な情報を提供することだけではなく、ベレーナの日常を知ることで、若い方たちが障害のある人生について理解し、障害者に対する尊敬の念を育む手助けができれば幸いです。
日本賞で認められたことで、今後も水準の高い番組を作り、新しいテーマを探求して行こうと、モチベーションも上がっています。現在は「消化」「気候」「ハエの粘着性」など、さまざまなテーマに取り組んでいます。また、番組と番組関連の教材を、より手軽に、より多くの方に利用してもらうため、 2008 年 2 月からウェブサイト閲覧ができるよう準備を進めています。
ダーク・ノイマン:脚本家
ヤン・ハフト:ディレクター
ユルゲン・バンディ:プロデューサー |