第34回「日本賞」<2007年>優秀番組

最優秀番組紹介 エントリーリスト
番組部門 青少年番組の部
番組名 驚異の映像図鑑 〜触覚〜
機関名 南西ドイツ放送協会(SWR)
国名 ドイツ

 楽しみながら科学の知識を得られるようにと作った番組、「驚異の映像図鑑〜触覚〜」が日本賞の審査委員に認められ光栄です。
 テレビという視覚媒体を使って、見えない触角を表現する「〜触覚〜」は特に難しいテーマでした。幸いにも、視覚障害を持つアスリート、ベレーナ・ベンテレ選手の協力を得ることができました。彼女を通して、人間の触覚とはどのようなものか知り、他の動物との違いを理解することができました。「触る」「感じる」ことに関する生物学的な情報を提供することだけではなく、ベレーナの日常を知ることで、若い方たちが障害のある人生について理解し、障害者に対する尊敬の念を育む手助けができれば幸いです。
 日本賞で認められたことで、今後も水準の高い番組を作り、新しいテーマを探求して行こうと、モチベーションも上がっています。現在は「消化」「気候」「ハエの粘着性」など、さまざまなテーマに取り組んでいます。また、番組と番組関連の教材を、より手軽に、より多くの方に利用してもらうため、 2008 年 2 月からウェブサイト閲覧ができるよう準備を進めています。
ダーク・ノイマン:脚本家
ヤン・ハフト:ディレクター
ユルゲン・バンディ:プロデューサー

番組部門 青少年番組の部
番組名 アイデア対抗 第101回 「スピード」を作り出せ
機関名 WGBH教育財団
国名 アメリカ
 番組部門青少年の部の優秀番組に選ばれ、たいへん光栄です。「アイデア対抗」第2シーズンでは、新しいメンバーとして 8 人の高校生が登場し、豪快なエンジニアリングの世界に挑戦します。シリーズの 13 回を通して、素早く作ることや鋭い思考力、そして失敗をしてもパニックにならないことを学びます。 4 人ずつに分かれた2チームに与えられた制作期間はわずか 2 日! 彼らが挑戦するのは、家具店に提供するダンボールの家具、 NHL のボストン・ブルーインズ用のゴールネット、切断手術を受けたダンサーのための水中用義足などです。番組のホスト、ネイト・ボールの「賢者の言葉」をヒントに、参加者たちは、ブレインストーミング、設計、試作、商品テスト、再設計を経て、ついに、ときには可笑しく、多くの場合は輝かしい最終テストに臨みます。インテル基金から奨学金として与えられる 10,000 ドルの賞金を気にしつつ、また、熱くなりすぎたときには何とかクールさを保ちながらながら、挑戦者たちは技術の力には不可能がないことを知るのです。
 この新シリーズからウェブサイト上での双方向サービスを始める予定です。 By Kids, For Kids と提携し、全米「アイデア対抗」コンテストを開催する準備も進めています。さらに、子どもたちのものづくり活動を促進し支援するために、教師のための新しい番組を制作する予定です。
マリサ・ウォルスキー
エグゼクティブ・プロデューサー
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