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桂川甫周

解体新書出版地ならしの秘密兵器

桂川甫周にインタビューしてみました。「ちょっと、ワクワクしてきました。」

『解体新書』を翻訳されている皆さんのなかでは一番の年少者ですね。

そうですね。私、一番の年少者なんですけれど、我が父・甫三が幕府奥医師の最高の地位である「法眼」ということをやっておりましてですね、研究のために蘭(らん)書を読める立場にあったんで、私も小さいときから一般の方々よりはオランダ語が身近にあったので、親しみは湧いてるんですけれどね。

それよりも何よりも、一番興味のあることは「知らないことをもっと知りたいと思う。」この気持ちは私、止められない
んですよね。やっぱり。

父・甫三の立場もすごいですけれど、私は自分の興味のあることを知りたい!今それが楽しみなんです。

好奇心旺盛ですね。

そうでしょう? ただね、奥医師をやっているだけではつまらないと思いませんか? だから、私は今、それがですね。この、『解体新書』の翻訳なんでございます。今は『解体新書』の翻訳、それだけなんです。

一つの言葉のその意味がわかるたびに、私の好奇心が一つずつ埋まっていくわけですよね。その快感に今溺れそうな…あんな言葉やこんな言葉…あぁ私の、私の求めるものがどんどん埋まっていく。今、それが、私の快感なんです。

やがて、日本で初めて顕微鏡を医学に使ったり、外国地理に関する訳書を出したり、将来多才な活躍をするとともに、当代きっての粋人としても鳴らしてます。

そうなんですか!?

え?顕微鏡?え?地理書の翻訳?そんなことをやるんですか?はっはっは(笑)。これからまだまだ新しい世界にいろいろ出会うんだな。なるほど、ちょっとワクワクしてきました。でも、結局、奥医師は奥医師なんですよね?

そうなんです。

あぁ〜、やっぱりかぁ。

確かに桂川家というエリートに生まれた以上、逃れられない運命とはわかってはいるんですけれども、沸き起こるこの興味、好奇心。これはおさえれらないけれども、まぁそこは…飲みましょう!あぁそうか。やっぱり奥医師かぁ。父のこと笑えないですよね、本当。うん。

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