作家 大江健三郎

3月11日(木)午後8:00~9:29BShi

作家 大江健三郎

今回のゲストは、ノーベル賞作家・大江 健三郎(75)。23歳で芥川賞を受賞して以来、外国の詩を引用しながら、徹底して書き直すことで日本の「私小説」を乗り越えた独自の「文体」を目指してきた。それは、故郷の四国の森の伝承、障害のある長男との共生といった個人的な体験をモチーフにしながらも、「普遍性=本当のこと」を表現しようとする格闘の歴史でもあった。そして今、小説によって「本当のこと」「魂のこと」を表現できるという確信をもてるようになったという。また、10歳の時に日本の敗戦を経験した大江は、自分の中にある戦前の「超国家主義」と戦後の「民主主義」という二つの時代精神と向き合い、次世代は人間の中にある「超国家主義に魅せられる傾向」を克服していってほしいと強く願っている。番組では、「最後の長編小説」を書き上げたばかりの大江に、独自の文体にたどり着くまでの格闘や、その文体で伝えたい「本当のこと」、「想像力」の可能性について聞く。聞き手は渡邊あゆみアナウンサー。

再放送 : 3月18日(木)午後2:00~3:29BShi


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