新札幌放送会館の整備方針・概要について
新札幌放送会館の整備につきましては、その建設用地取得に関して、平成25年11月に、NHKと札幌市との間で、現札幌放送会館敷地と札幌市が所有するリンケージプラザ等跡地(札幌市中央区北1条西9丁目1−5)との交換に向けた基本合意書を締結しました。
同跡地に新札幌放送会館を整備するため、道内局を束ねる北海道のキーステーションとして、災害に強く、地域に親しまれる放送局サービスを展開できる機能や規模について具体的な検討を重ねてきましたが、このたび、整備方針・概要がまとまったため、会館建設に向けて着手いたしましたので、視聴者のみなさまへお知らせいたします。
平成27年5月26日
整備方針・概要
1 基本コンセプト
(1)いかなる事態にも対応し、安全・安心を道民に届ける会館
大規模災害他いかなる状況においても、迅速かつ的確に緊急報道や防災・減災
情報を継続して発信できるなど、
災害に強い建物とインフラ機能を有し、地域から信頼される安全・安心を守る放送局を目指します。
(2)NHK北海道のキーステーションとして相応しい機能を有する会館
北海道のキーステーションとして道内7局を束ね、地域向け情報を全道にきめ細かく提供するとともに、
北海道の多様な情報を全国、海外に発信するなど、地域の人々の期待に応える質の高い放送サービスを提供する
機能と規模を有する会館を目指します。
(3)将来の新サービスや業務の変化にもフレキシブルに対応できる会館
8K時代の新たなサービス展開や放送設備の更新、災害発生時のロジスペースなどにもフレキシブルに対応できる、
最新のITを活用した居室環境を備えた会館とします。
(4)地域文化の発展に貢献し、道民とつながる会館
地域の人々が気軽に集う、明るく開放的な視聴者ゾーンを整備するとともに、さまざまな公開放送やイベントに
対応できる設備や機能を整備し、地域とのつながりをより深め、地域文化の発展に貢献する会館を目指します。
(5)人と環境にやさしく“北海道らしさ”を活かした会館
バリアフリーなど来館者や働く人々に配慮した機能を有するとともに、環境にやさしい省エネ・システムを
積極的に導入するなど、自然と調和した環境で、温かみと安らぎが感じられる“北海道らしさ”を表現した
会館とします。
2 新会館の主要機能
3 建設方式
単独建設
4 スケジュール(予定)
平成27年度 |
設計者選定、基本設計 |
平成28年度 |
実施設計 |
平成29年度 |
建物(着工) |
平成31年度 |
建物(完成) |
令和 2年度 |
放送設備(完成)、運用開始 |