NHK札幌放送局

#ローカルフレンズ (11)【瀬田宙大】

瀬田 宙大

2020年6月8日(月)午後2時53分 更新

前回のフレンズ通信で出題?!した「あさイチとローカルフレンズの共通点」の答えあわせと、道北the Localsのメンバーで #札幌discoverの考案者のひとり絹張蝦夷丸くんからのお便りをご紹介します。 

まず答えあわせ。
実は、あさイチが朝ドラ『マッサン』応援企画のもと、「NHK Asaichi」というオリジナルタータンを作成しました。この放送時のスタジオにもふんだんにあしらわれていたのですが、この柄をあしらったトートバッグがオンライン旅にも登場していたのです。

「落ち込む私を、ローカルフレンズの3人はこんな手を使って、旅に連れて行ってくれることに・・・。オンラインで旅してみた件」と、オンライン旅を宣言する直前のウェブ会議の様子でちらっと映っていました。お気づきでしたか??函館オンライン旅の冒頭にもちらっと映っています。

2014年当時は北海道での勤務が待っているとは思ってもいませんでした。というのも、NHKの転勤は全国ですが、西回り、東回りなど、ある程度同じ地域をまわる人が多く、長崎→静岡→東京ときたので西日本に行くのだろうと勝手に思っていたのでした。それが予想に反して北海道に・・・!実は「マッサン」応援企画で北海道・余市町などを取材していたあの時、既に北海道勤務を引き寄せていたのかもしれない・・・?!なんて思う今日この頃です。大阪や千葉でもロケをしていたのですが今が楽しく幸せなので、無理やりこじつけています。

さて、答え合わせはそこそこにして、
みなさんは #札幌discoverのうねりを覚えていますか。

このハッシュタグを考案したひとりで、#theLocals の道北メンバーとして参加してくれている絹張蝦夷丸くんからお便りが届きました。 コロナ禍にとっても前向きな取り組みを進めていたことがわかり元気が出たので皆さんにもシェアします。

上川町 地域おこし協力隊のみなさんからのお便り

瀬田さん、こんにちは。

北海道・上川町から新しい働き方を発信する「カミカワークプロジェクト」のアウトドアプロデューサー(地域おこし協力隊)上野洋平が発起人となり始まった「上川ツリーハウスプロジェクト」の経過をお知らせしたくご連絡しました。

上川町の大自然を活かした新しい遊び場をつくることを目指して、クラウドファンディングで資金を募り、目標の150万円に対して112人の支援者から178万6000円を集めました。
ツリーハウスの土台となるツリーテラスの制作が5月26日から6月1日までの6日間で実施されました。
場所は上川町層雲峡オートキャンプ場内。
現在キャンプ場はこの夏のリニューアルオープンに向けて一部工事中です。
ツリーハウスは7月上旬に完成予定。
利用方法や料金については未定です。
キャンプ場の体験型アクティビティの一つ「ツリーハウス組み立て体験」として提供する予定にしています。
テラスの制作を担当したのはフリーの木こり「outwoods」の足立成亮さんと、時々outwoods、いつもは「きこりビルダーズ」の陣内雄さんです。
足立さんは林業だけでなく森での遊びや空間づくり、薪の販売や音楽フェスへの出店など独自のスタイルで森のある暮らしを提案しています。2年前に上川町にある大雪森のガーデンに誕生した「鳥の目になるテラス」の制作も担当しました。そんな足立さんの声かけにより集まった森や木のプロフェッショナルチームでツリーテラスの制作が始まりました。

<テラスづくり主要メンバー>
・足立成亮 outwoods
・陣内 雄 きこりビルダーズ/outwoods
・富永紘光 薪屋とみなが/下川町
・録澤洋介 旭山ろくふぁーむ/旭川市
・梅澤正彦 /士別市

今回のプロジェクトリーダーであるアウトドアプロデューサーの上野洋平と、同じくアウトドアプロデューサーの近江美久、フードプロデューサーの絹張蝦夷丸、小山内力も現場で作業をお手伝いをしました。

制作が始まって驚いたのですが、図面がありませんでした。
現場でそれぞれの意見を出し合い、話し合い、試行錯誤しながら作り上げていきました。
単に発注者と受注者という関係ではなく、一緒に最高の空間を作り上げていくための「仲間」という意識が強く、お互いをリスペクトしているのが印象的でした。

そして、ただテラスを作るだけでなく、周りの自然環境や植生に配慮して資材を選んでいたり、空間としての良さや見栄えの良さにもこだわって制作していました。
それを制作に関わる人だけでなく、現場に見学や応援に来てくれる人たちにも丁寧に説明し、想いや考え方を共有することにもしっかりと時間をかけていました。
川が近いから水性生物に有害な塗料は使わずに、値段が高くても植物由来の塗料を使おうとか、できるだけ町内や近隣市町村の木材を使おうとか、地域や森の理(ルール)を大切にして制作していました。

土台となっている3本の梁は上川町菊水地区で伐ったカラマツ。
梁の上にある大引きと呼ばれる太い木材は下川町産のカラマツ集成材
デッキ部分は愛別町周辺のカラマツと旭川から来たトドマツ材が少し・・

足立さんのコメント

今回のテラス制作は「共有する」こと、「“テラス”ではなく景色を創ること」にフォーカスして計画してゆきました。制作メンバーのチョイスと役割分担、テラスの設置位置とその役割を、雪深い森の中プロジェクトリーダーの上野くんと時間をかけて歩きながらイメージし、相談してゆきました。制作中のライブ感を皆で作り、そこから生まれる景色を確認してゆく・・。結果、テラスは森の風景に馴染み、メンバーの「自分事」として仕上がったように思います。過ごす時間を積み重ねた先の、このテラスそしてツリーハウスの本当の完成を楽しみにしています。


上野さんのコメント

上川でのツリーハウスプロジェクトの根幹であるツリーテラス作りを行いました。森と大工のプロフェッショナルと共に作業できたことが何より素晴らしい経験になりました。テラスの上に小屋がなくても充分に楽しめる空間づくりができたと思っています。私たち自身も改めてもの作りの楽しさ素晴らしさを実感することができました。今後テラス上で組み立てることができるポータブルの小屋を作っていきます。層雲峡オートキャンプ場で皆様と会える日を楽しみにしています。


蝦夷丸所感

出来上がった空間をただ楽しむだけでももちろん良いのですが、どんな人たちが、どんな思いを持って、どんな風に作り上げた空間なのかを知った上でここに来て過ごしてもらうと、よりこの空間の良さが伝わると思い、たくさん写真と動画を撮りためて、記録を残しました。この記録をまとめてSNSなどで発信すると同時に、現地を訪れた人たちにも見てもらえるような方法を考え中です。
このツリーハウスが上川町の新しいシンボルとなり、新型コロナの影響で観光客が激減している層雲峡温泉街や上川町全体の観光復興につながってほしいと思います。


蝦夷丸君、お知らせありがとうございました。
こうしたものって「完成」後に情報を追いかけるのが常になりますが、ものづくりの面白さって本当は過程にあると常々思っています。今回はお便りという形ですがそのプロセスを少し体感させてもらって本当にうれしかったです。

#ローカルフレンズ出会い旅 の左上のブランクに、道北の森の風を吹かせてくれたらもっともっといろんなことが知れるのにな…と、勝手にワクワクしています。

ローカルフレンズは公募制です。
地域の人脈や取り組みを紹介したいという思いさえあれば、Dチームが連絡を取り合いながら番組化の可能性を一緒に探ります。あまり恐れず、ぜひ皆さんもご応募ください。企画者であるかずきゅんも寄稿 のなかで「ローカルフレンズが結構ハードルの高いものに見えているかもしれません。でもたぶん、そんなにハードル高いものではなくて、『地元に紹介したい、すてきな人がいる』という方の、その思いだけで十分だと思います。もしご興味がありましたら、ぜひ応募フォームより応募してみてください!」と書いています。その通り!お待ちしています。

ご応募、これまでの経緯は番組のまとめページから 

つづく


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