NHK札幌放送局

変わる、変える、変わらない

瀬田 宙大

2021年5月20日(木)午後3時17分 更新

ドラマと現実の境界が取り払われたきょうこの頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。SNSも含めてすべてのメディアで取り上げているあたりから、いかに社会が暗澹たる気持ちに包まれているのかを感じました。さて、話題をガラッと変えます。芳川隆一アナと私がいるこの空間は、初公開となる札幌拠点放送局の新しいニューススタジオです!カメラ側=つまり放送上はどのように見えるかというと…(本文につづく)

こんな感じの雰囲気に変わります。まだ作業中なので完全版ではありませんが、だいぶ印象が変わると思います。このスタジオで放送を始めるのは6月7日(月)。準備時間は2週間余りしかありません。マズイ!!いま、急ピッチで番組セットの準備や、NHKの本丸である「生命・財産を守る」ために必要な設備の最終確認などを行っています。

コロナが落ちついたら変わった新会館にもぜひお越しください。

未来を「変える」

時代の潮目ともいえるいま、変化に立ち向かい、挑戦を続ける人たちを特集するシリーズ「チェンジ」。去年11月からほっとニュース北海道で随時お伝えしています。このコーナーでは、未来を変えるんだと強い決意で取り組みを進める人達を取材させてもらいました。私が取材・制作を担当した企画を抜き出してみました。

インターネット動画配信「くしログ」で変えたい❝釧路の未来❞

最新作は5月12日に放送した、釧路地域のローカル情報充実を目指してはじまったインターネットテレビ局「くしログ」について。プロデューサーは飲食事業が本業の大野良太さん。当事者だからこそ撮れる地域の実情が映像にはおさめられており、この思いを届けたいという強い気持ちが伝わってきます。地域の情報は地域の人が伝えるものと仰る姿に勇気をもらいました。同時に反省も。超ローカル宣言を掲げる私たちが何をできるのか考える時間でもありました。詳しくはコチラ

「ススキノ大学」で街に変化を!

おはよう日本で全国放送もされた「ススキノ大学」という人材育成の取り組みです。苦境に立たされたススキノの飲食店事業者の代表らが「いまは隣の店と争っている場合じゃない」と語り、立ち上げました。それぞれが持つ人材育成ノウハウや経営指針を共有。アップデートを目的にエリアを守ろうと奮闘する大人たちの本気を取材しました。仲間の重要性を再認識するとともに、それぞれの店らしいおもてなしを確立し、進化させるためにも基本の型やマナーを改めて学ぼうという姿が印象に残りました。何事も、正しい素振り、基本は大切ですね。詳しくはコチラ

ドット道東が考える地方創成のカタチ

一般社団法人「ドット道東」。彼らが制作したガイドブックがコンテストで「地方創成部門」最優秀賞を受賞したことをきっかけに企画を提案しました。十勝の士幌町を舞台にドット道東が仕掛けた地方創成を取材して見えてきたのは、地域に寄り添い、そこに暮らす人を大切にする姿勢でした。大都市とのつながりを生かした方法もある中、地域に眠る才能や可能性を丁寧に掘り起こして、地域の力で実現させる方法もあると教えてくれました。詳しくはコチラ

デザインの力で起こす❝小さな変化❞

2月に取材・放送したのも、十勝の話題。子育てをしながら服飾デザイナーとして活動する女性を取材。丁寧な暮らしへの変化を促したり、街の変化をお手伝いしたり、地域で活動する若手をサポートしたりといくつもの草鞋を履く女性の存在を中心に、十勝のキラリをお届けしました。あ~十勝に行きたい…。おっと、心の声が…失礼。詳しくはコチラ

「当事者でいたい」アナウンサーから地域おこし協力隊へ

去年12月にはローカルフレンズ班で提案。今月、喜茂別町に滞在しているオオスミDと弟子屈町の地域おこし協力隊の川上椋輔さんの現在地をご紹介しました。元UHBのアナウンサーです。共通点も多く見つかりましたが、組織で生きる私と当事者として現地で生きる決断をした川上さんとの違いも見えた取材でした。詳しくはコチラ

隙間輸出!道東を世界へ

去年11月には、道東・津別町の家具メーカーが、地域の企業とタッグを組んで海外輸出を始めるという取り組みをご紹介しました。道東、オホーツクから世界へを、みんなで実現するんだという強い信念をもつ心優しき経営者の思いを感じることができました。詳しくはコチラ

新しい旅のスタイル「移動ホテル」

コロナ時代に新たな旅のカタチを提案したいと、おしゃれなキャンピングカーのレンタル事業を十勝で行うチャレンジャーにもお話を伺いました。新たなキャンプ場をつくろうと準備を進める様子に、美しい自然への敬意と事業の本気度を感じました。諦めるのではなく立ち向かう姿に勇気をもらいました。詳しくはコチラ

101年計画!厚真町を「和牛メゾン」に

特集「チェンジ」に私がまず提案したのが厚真町で進む「和牛メゾン構想」でした。起業家と、放牧畜産を熊本県阿蘇地方で実現させている農家らが町とタッグを組んで進める事業です。札幌赴任の年に発生した胆振東部地震。私も地震の1週間後に初めて厚真町に入り、それ以降、可能な限り被災した地域とつながりをつくりたいと取材を続けてきました。文化とは何たるかなど、取り組みを進める野々宮さんとの会話には毎回脳が刺激されます。詳しくはコチラ

サラッと振り返るつもりが、ボリュームたっぷりになってしまいました。北海道は地域を変えたいと熱い思いと、高い志で活動する方と出会える頻度が高いと感じています。否応なしに様々な変化が迫られる時代ですが、変わってしまうなら前向きに変えたい。その姿をしっかりと記録したい。そして、みなさんと共有したい。そんな思いが、いまの自分を突き動かしています。

変わらないこと

会館移転に伴い、身の回りの仕事道具も引っ越し準備中。するとこんなものが出てきました。

大学3年生の自分が書いたエントリーシートのコピー。汚い字とつたない文章・・・自分にガッカリしましたが、原点も思い出しました。当時から「地方の活性化」とか、「明暗を意識して苦労している人々が存在していることを伝えたい」とか、「インプットを絶やさず社会と向き合い生きていきたい」などを大切にしていきたいと考えていたようです。協会人生15年目にして最大の断捨離と向き合いながら、大切なことを思い出しました。これは捨てずに持っていきたいと思います。

地域活性化に向けた話題はローカルフレンズ滞在記Webにもたっぷり!
※緊急事態宣言期間中につき滞在ディレクターに1週間合流する瀬田の喜茂別町プチ滞在は中止しました。落ち着いたらプライベートで喜茂別町にお邪魔します。

さらに、ローカルフレンズ滞在記(宗谷編)ディレクターへのインタビューも掲載されているジモコロの広告記事も新たに公開されていますので、お時間ある方はそちらも探してみてください(NHK外のサイトなのでリンクは貼れませんのであしからず)。

2021年5月20日




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