NHK札幌放送局

ほっと通信(96)【瀬田宙大】

瀬田 宙大

2020年3月3日(火)午前11時52分 更新

#先生メッセージ はじめました。ほっとニュース北海道では、きのうから臨時休校になった子どもたちに向けて、先生たちがいま伝えたいメッセージを放送と北海道NEWS WEBでお伝えする取り組みを始めました。新型コロナウイルスの感染が広がるなか、このブログでは普段注意してほしいこともあわせてまとめてお伝えします。

#先生メッセージ

初回は岩見沢市立岩見沢小学校6年竹組の担任・平田真生子先生のメッセージをお伝えしました。

平田先生は「みんなと一緒に過ごせる時間が減ってしまったこと、大変さみしく思っています。運動会や学芸会、日々の教室での学習、いろんな場面で本当にたくさん頑張る姿を見せてくれたみんなからたくさんの感動をもらいました。ありがとう」と、子どもたちとの学校生活を振り返りました。
岩見沢市では、今月16日から小学校の授業を再開することが決まり、先生たちは子供たちが元気に登校してくるのを心待ちにしています。
平田先生は「先生の好きな言葉の中に『ピンチはチャンス』というものがあります。こんな大変な時だらこそ、どんな時も明るく前向きに努力できる皆さんの長所を生かして、残りの登校日、みんなで楽しく大切に過ごし、そしてまた限られた中ではあると思いますが、できることに心を込めて最大限に取り組み、思い出に残る卒業式に一緒にしていきたいと思っています。ぜひ健康に気を付けて過ごし、次の登校日、全員が元気な顔を見せてほしいなと思っています」と話していました。
岩見沢小学校の卒業式は今月19日に開かれます。

こうしたメッセージはこれから番組の中で毎日お伝えしていく予定です。
道内の先生の中でぜひ参加したいという方がいらっしゃいましたら、お近くのNHKまでお電話でご連絡ください。お待ちしています。

自宅で過ごす上での注意点

新型コロナウイルスの感染拡大で外出を控えて、自宅で過ごす時間が長くなっています。どのようなポイントに注意をすればいいのでしょうか。日本赤十字北海道看護大学の根本昌宏教授は「自宅での待機中はバランスのいい食事など、健康面と精神面のケアに気を付けてほしい」と呼びかけています。

①食事
②運動
③薬
この3つのポイントについて伺いました。

根本さんは「可能な限り普段と近い生活がキーポイントになります。食事では、日持ちがよいからといって、ご飯やパン、お菓子などの炭水化物に偏ることなく、普段通りバランスの良い食事をとることを心掛けてほしい」と話しています。

次に運動について。根本さんは「自宅の中、もしくは家の周りでも構わないので、意識して体を動かす時間を増やしていただきたいと思います。ラジオ体操などの有酸素運動は非常にいいと思いますし、簡単なスクワットとか、自宅の中でも歩いてみるということを意識的に行うようにしてほしいと思います。ただじっと座っているよりは体にとってプラスがあると思います」と指摘します。

そして病気のある人に向けてはこのように呼びかけています。「慢性疾患の方に大切なことはお薬を切らさないようにすることです。かかりつけの医者に相談をして、病院にかかって処方箋をもらった方がいいのか、病院に行くのは心配だということがあれば病院に行かなくてもFAXで処方箋の発行を受けられることもあるので、皆さんが対象になるのか病院に問い合わせてみるといいと思います」とのことです。
そして「困難な時だからこそ、つらい思いをする必要はありません。電話になるかもしれませんが、声を掛け合ったり、家族の中で声を掛け合うことで、少しでも楽しい時間、少しでも笑顔が生まれる時間というものを意識してほしいです」と話していました。

国の専門家会議 見解発表

3月2日に開かれた新型コロナウイルス対策の専門家会議は、北海道のデータを分析したうえでの「見解」をまとめました。感染しても症状の軽い若い世代が気づかないうちに感染を広げてしまっていると考えられるとして、軽い風邪の症状でも外出を控え、風通しの悪い空間でのイベントにできるだけ行かないように呼びかけました。

具体的には、▼症状の軽い人は気づかないうちに道内での感染拡大に重要な役割を果たしてしまっていると考えられ、なかでも若年層は重症化する割合が非常に低く感染拡大の状況が見えないため、結果として多くの中高年層に感染が及んでいると考えられるとしています。
そして、▼感染した人のうち、およそ80%は他の人に感染させていない一方、屋内の閉鎖的な空間において至近距離で一定時間交わることによって1人から複数の人に感染させたケースが報告されているとしています。
さらに▼若い世代が多い道内の都市部では、社会・経済活動が活発な人たちがこれらの感染リスクが高い場所に多く集まりやすく、気づかないうちに感染が広がっているとし、▼その一部の人が道内のほかの地域に移動することで感染が拡大したと考えられるとしています。
その上で、この1、2週間に積極的な対応を行えば、感染拡大を急速に収束させることが可能だとして、▼のどの痛みだけなど軽いかぜの症状でも外出を控え、▼規模の大小にかかわらず、風通しの悪い空間で至近距離で会話する場所やイベントにできるだけ行かないよう呼びかけています。
その一方で、症状のない人は、散歩やジョギング、買い物など、屋外での活動や、人との接触が少ない活動、それに手を伸ばして相手に届かない距離をとって会話することなどは感染のリスクは低いとしています。
さらに見解では、10代から30代の人に「お願い」をしていて、若者世代は重症化するリスクの高い人に感染を広める可能性があるとして、「人が集まる風通しが悪い場所を避けるだけで、多くの人たちの重症化を食い止め、命を救えます」と訴えています。

引き続き、ひとりひとりができることを確実に行うことが求められています。

こうしたなか、前回のほっと通信95でもお伝えした「おうちde”まなび舎”」のような子供たち向けのオンライン配信が道内でも次々に生まれています。

体操教室を中心とした総合型地域コミュニティである十勝の非営利団体「ちくだいKIP」の皆さんは、自宅でできる体操を「家KIP」と題してライブ配信。のべ1000人以上が参加し、現在はその動画をYouTubeで配信しています。「普段から地域の人と繋がりがあるからこその盛り上がりと、オンラインの可能性を感じた」と企画した村田浩一郎さんと、配信と編集を担当した野澤一盛さんは話していました。反響の大きさから、家の中で体を動かせるコンテンツを継続して発信する予定だと言います。

こういう時だからこそ生まれたアイデア。ピンチをチャンスに変えて、ポジティブに転換させようという動きに私自身も元気をもらっています。こうしたオンライン上の動きは一部、今夜ほっとニュース北海道でもお伝えします。引き続き、地域の皆さんの取り組みと、いま何が求められているのかひとつひとつお伝えできるよう取り組みます。放送は午後6時10分からです。

それでは、また\| ・vvvv ・ |/


(2020年3月3日)


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