NHK札幌放送局

#ローカルフレンズ(35)【瀬田宙大】

瀬田 宙大

2020年10月1日(木)午後2時33分 更新

昨夜放送した、 #北海道ピットインラジオ の聴き逃し配信が #らじるらじる でスタートしました。聴き逃してしまったという方はこちらからお聴きいただけます。 今回は1時間サイズで放送してみましたが・・・もっと話していたかった。ゲストのシゲチャンも田辺さんも河嶋さんも素敵な言葉を私たちの心に刻んでくださいました。ありがとうございます。

改めて、ゲストのみなさんをご紹介。

左から、
釧路から参加いただいた田辺貴久さん。
市が運営するビジネスサポートセンターで中小企業の経営相談に応じているブランディング・マネージャーです。
モニター越しに津別町から参加してくれたのはシゲチャンこと、大西重成さん。イラストレーターで造形作家のアーティスト。身にまとうオーラは画面越しでもバシバシ伝わってきました。
そして、安平町の河嶋愛基さん。
「あびらぼ」という公営塾を開いていて、教えない放課後教室をキャッチコピーにしています。

番組の様子を文字に起こした記事や、WEB限定コンテンツ“シゲチャンのアフタートーク”が今後配信される予定なので、私は個人的に心に刻んだ言葉や思いを振り返ります。

“異物”であり続け、橋を架ける生き方を

多様性ある地域の実現には何が必要なのか。そして、活力ある地域であり続けるために大事なことは。そんな話の流れの中で聞こえた“異物”というキーワード。つまりは、外の視点を持ち続ける強さということですね。その一方で、顔が見える距離の近さにひかれて釧路に移住したというお話も、地域で生きる軸になっていると感じました。誰のためにこの仕事をしているのか。そのことを常に心に置いているというプロフェッショナルかつ優しい姿勢も印象に残りました。

田辺さんは、釧路にくる以前から性的マイノリティー・ゲイであることを公表して、多様性を認める社会をつくろうと積極的に発言や活動をされています。周囲とのギャップを埋めるというヒントについて、ご自身の経験から何を思うのか伺うと“ギャップは無理に埋めない”として、双方を行き来できる橋を架けることを大事にしていきたいと仰っていました。確かに、大切な観点ですね。このあたり簡単にはいかないこともたくさんあると思うので、また今度、詳しく伺いたいなと思いました。

“おもしろフィルター”の伝道師

河嶋さんが「あびらぼ」を紹介する上でキーワードにあげた“おもしろフィルター”。身のまわりのものにちゃんと意識を払い、見つめ、考える探求心を大切に生きてみない?というお誘いとも言えますが、生きること、こなすことを毎日必死に行っていると見えなくなることって多いですよね。番組の中でも「大人版あびらも」の可能性について話がでましたが、あちこちに待望論がありそう。
近頃、体験型の授業は増えてきていますが、その時に大事なのは、きっと「おもしろかった!」という記憶を子ども達にもってもらうことなんだと思います。そういう意味で、マニュアル的にというか、カリキュラム的にやっても、きっとうまくいかないことが多いのではないかな・・・と、お話を伺いながら考えていました。「あびらぼ」の肝である、“おもしろフィルター”を本当の意味で共有するためには、授業を行う側、つまり河嶋さんの立場の人が常に考え、新しいことにチャレンジをし、さまざまなものと闘っていることがおそらく最低条件で、それらが担保されているからこそ「あびらぼ」は興味深く、おもしろい活動になっているんだろうなと感じました。子どもたちのキラキラした目にひかれて安平町への移住を決めたと仰っていましたが、河嶋さん自身の瞳の輝きも同時に感じる機会となりました。

“埋まらないよ、ギャップは”

津別町のシゲチャンランド20周年。地域と共に生きてきた印象を持っていた私は驚きました。“ギャップなんて埋まらないよ”・・・そうでしたか。田辺さんが“異物”の話をした際に、小さく「うん」とうなずく姿が見えましたが、共感の声だったのですね。“異邦人”と“地域の人”という双方を持ち合わせ、どちらにもなれる、どちらかだけにはならないというのがシゲチャンの生き方だったというのは発見でした。その上で、地域との共存、相互理解で大切なのは、新しいことを理解してもらったり、ギャップを埋めることに精一杯になることではなく、身近な共感者を少しずつ、丹念に増やした結果でしかないという言葉は、津別に戻り24年活動を続けていることや、半世紀にわたって自らの作品世界をつくりあげてきた人の核を見た気がしました。焦らず、目の前のことを一生懸命やろうと元気をもらいました。

あと、地方に「い」をつくる、かっこい「い」、かわい「い」、たのし「い」、おいし「い」というのも、ナットク。シゲチャンは「クマヤキ」が”当たっちゃった”といっていましたが、可愛くておいしいというレイヤーがあったからの必然だったのかもしれないですね。いや~もっとお話ししたかった。なので、また津別にまた行きます!

あっという間の1時間。
#北海道ピットインラジオ 次回放送日は決まっていませんが、今後も続けていきます。引き続き応援お願いいたします。
なお、私たちが手に持っている冊子はNHK北海道が制作したthe Locals です。WEBでもご覧いただけます。田辺さんや河嶋さんの特集ページなどもありますのでぜひこちらも合わせてご覧ください。

2020年10月1日


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