ローカルフレンズ滞在記「宗谷編」最終回。稚内市から中継でお届けしました。残念ながら音声不良で、私たちをご招待くださった尾崎篤志さんと、放送に駆けつけてくださったプロスノーボーダーの阿部迅市郎さんの声がお伝え出来ませんでした。楽しみにしてくださっていたみなさま、大変申し訳ありませんでした。放送はやり直すことができませんが、このWEB記事でお伝えしきれなかった現場の声をお届けします。
滞在するならまた宗谷に来たい!

滞在ディレクター越村Dが1か月間拠点としていた、ローカルフレンズ尾崎さんのゲストハウス。JR稚内駅の目の前にあります。港も近く、フェリーが出航する際には太く心地いい汽笛が響きます。ウミドリの鳴き声も響き、風が強い日には潮の香りもしました。さらに…

道路を挟んだ宿の対面には、シカもよく訪れます。
きのうの中継では、そんな稚内駅前の雰囲気も味わってほしいという思いから、宿の目の前の交差点からスタートしました。
みなさんのメッセージと共にお伝えするのがローカルフレンズ滞在記のひとつの特徴です。
今回、マスクについて数多くのご意見を頂きました。本番を除き、打ち合わせ、リハーサルなどはマスク着用で行いました。しかし、ご心配をおかけしてしまい申し訳ありません。頂いたコメントは真摯に受け止めます。
ご意見、ご指摘、ありがとうございました。

私は1週間の滞在でしたが、越村Dは1か月間宗谷エリアに滞在しました。稚内市を拠点に、利尻島、豊富町、猿払村をめぐりましたが、尾崎篤志さんから紹介された人全員に会えたわけではありませんでした。自治体で考えても、浜頓別町、中頓別町、幌延町、枝幸町には訪れることができませんでした。越村Dは「1か月は時間があると思っていましたけど、全然足りなかったです」と悔しそうに語ります。そして「チャンスをもらえるなら、また宗谷に滞在して、もっともっと地域の魅力を探ってお伝えしたいです」と言葉に力をこめます。
そこまで思わせてくれたのは、地域の人たち。 放送でもその思いを一生懸命伝えようと、何度も練習を繰り返していました。

輝く宗谷の若者達

今回、越村Dが取材した地域の人たちは皆共通して「次代に」「未来に」「子どもたちに」と語りました。その思いを受けて、私たちが出会うことができた若者も同様に「こんなにステキな大人がたくさんいることが誇りだ」と答えます。
マクロな視点で見た地域の若者は、人口減少や過疎化の一部として捉えられてしまいがちです。しかし、宗谷に滞在し、ミクロな視点でも見ていかなければならないという思いを強くしました。それに気がつかせてくれたのは、番組に登場してくれた若者の存在です。多くの大人とのかかわりを大切にし、目を輝かせながら「喜び」として語る姿に胸を打たれました。同時に、土地土地にあるこうしたリアルをちゃんと見つめないと、何かがずれてしまうというこわさも覚えました。

素敵な笑顔を見せるこちらの男性。プロスノーボーダーで、地域の大人がつくってくれた練習場で技を磨き、世界を目指す阿部迅市郎さんです。ことし3月、高校を卒業し、4月から地元の企業で働いています。越村Dが出会ったのは、ちょうど新生活の準備をしていた3月末のこと。4月になってからロケに訪れていたら、出会うことができなかったかもしれません。そんなめぐりあわせもあってお会いできた阿部さんは、きのう、中継現場で放送の反響と、「地域の大人」についてこのような話をしてくれました。
職場の人を中心にいろんな人から、放送を見たよと言ってもらいました。チーム代表の木村亘さんや保護者のみなさんが一丸となって応援してくれているのも改めて感じることができてうれしかったです。
プロとしての活動をより進めるためにも、阿部さんはSNSで自らの情報発信にも力を入れています。新型コロナの影響もあり、遠征先で大会の中止が急遽決まるなど活動面でも難しい局面は続いていると言います。それでも笑顔を忘れず、誰に対しても丁寧に接する阿部さんの姿は、まさに地域の宝だと感じました。こうした若者を生む土壌がある「てっぺん」宗谷は強い輝きを放っていました。それ故に、阿部さんの言葉、ちゃんとご本人の声でお届けしたかったです。
宗谷の財産を目撃!

きのうの放送で、尾崎さんは、猿払村の天然のイトウを守り、未来につなげていこうと考えている村の人たちの思いを受けてこう語りました。
猿払村に天然のイトウがいるということをまず改めて知ってほしかったんです。猿払村にとってというのは当たり前なんですが、天然のイトウは宗谷全体の財産であり誇りだと感じているからです。それを守ってくださっている村の人たちの姿にも触れてほしかったので、訪問してもらえて本当によかったです。
さらに、この一か月を振り返っては次のような内容のお話をしてくださいました。
一番は、一回きりにせず、また来ていただきたいと思いました。宗谷の情報を道北だけにとどめず、もっともっと全道に伝えていきたいと考えています。今回はそのチャンスを頂けたので嬉しかったです。これからも僕たちは、宗谷・稚内の情報を自分たちなりに発信していきたいと思います。そして、阿部くんのような若い人たちがもっともっと稚内や宗谷を誇りに思えるようにしていきたいです。ありがとうございました。
本当にお世話になりました。

きのうのお昼。稚内名物の「炒麺(チャーメン)」を食べようとお誘いを頂き、3人で地元のお店を訪れました。ラーメンの麺に塩味のあんかけがかかった一品(お店によってはしょうゆやみそ味もあるそうです)。まだまだ薄手のダウンが必要な稚内。冷えた体を温めてくれました。
私は食べながら、こんなことを考えていました。「尾崎さんは、チャーメンの餡のような人だ」と。
どういうことかというと、この料理は餡があることでいつまでもあたたく、麺と具材を美味しく食べられます。尾崎さんも、そこに住まう人の「熱」を下げないようにし、バラバラだったかもしれない人たちをつないで美味しく提供(情報発信)しているなと感じていて、共通しているなと感じたのでした。尾崎さんも含め、今回の滞在では本当に素敵な方とたくさんお会いすることができました。

これからも宗谷エリアのみなさんを応援していきます。
そして、尾崎さん!これからは毎週金曜日のローカルフレンズニュースで宗谷エリアの情報をさらに発信してください。よろしくお願いします!
本当にありがとうございました。
宗谷エリアの思い出写真
きのう、番組にこんなメッセージが寄せられました。
私の実家が有ります。コロナでずっと帰省して無いので 放送を観て懐かしく思いました。≪ジュンちゃん≫
放送ではご紹介しきれていない景色がたくさんありますので、ブログでご紹介します。

4月20日(火)猿払村 道の駅前のオホーツク海

4月20日(火)猿払村 道の駅前「松浦武四郎 宿営の地」看板

4月20日(火)サルフツビレッジロード側の景色

4月20日(火)猿払村 風雪の塔

4月18日(日)JR稚内駅前

4月23日(金)稚内市 北門神社

4月19日(月)バスの車内

4月23日(金)稚内公園からの景色①

4月23日(金)稚内公園からの景色②

4月23日(金)氷雪の門

4月23日(金)九人の乙女の碑
ありがとうございました 来月は喜茂別町です!

音声が悪い中、たくさんのコメントありがとうございました。帰路の飛行機でも、宗谷編をご覧くださったという方からお声掛けいただきました。おかげさまで元気をもらいました。キャッチボール大事ですね。最後に、私もできる範囲で。(頂いたコメントは原文ママ)
はじまったーーーー!!!(はらちゃん)
⇒リアル視聴ありがとうございます!
瀬田さん、フットワーク軽いですね!
⇒迷ったら前に出る!動きながらいろいろやりたいタイプです。
楽しみにしてましたー 宙大さん〜 ディレクターさんもお疲れ様です 猿払村のイトウの魅力 ビックリです( いくぴー)
⇒天然のイトウを守る姿に感動しました。村の皆さんの思いを全ての人に伝えたいです。
イトウ釣りたい〜
⇒幻ですからね。保護活動をしている猿払イトウの会と村では、5月中旬までの釣りの自粛のほか、立て看板でご理解いただきたいことをご紹介していますのでご協力いただきたいと思いました。
猿払はホタテと酪農で有名な村ですが、最近は真冬の野菜や涼しい夏のイチゴの栽培も始まって、チャレンジ精神あふれる村です。(かぼ)
⇒そうなんですね!情報ありがとうございます。
猿払の森を歩いたことがあります!自然豊かでとてもいいところですよね。(あいちゃん)
⇒天然のイトウは村の自然のバロメーター。いつまでも守っていきたいですね。
瀬田さん4年目突入ですか?北海道に骨を埋めてください。
⇒嬉しいお誘いです!ありがとうございます。
1カ月早いなぁ。 越村D、お家に帰れるのかな。 道北の知らない魅力が知れて嬉しかったですよ。(ももママ)
⇒越村Dはローカルフレンズ尾崎さんと、豊富町の上坂さんに見送られて稚内を後にしました。きっと瞳にはきらりと光るものが…。道北、宗谷エリア素敵ですよね。
是非ホタテカレー食べていただきたかったです。(にゃーちゃん)
⇒にゃーちゃんさん、食べました!詳しくはDAY3に!
Web記事おもしろいです!!(ゆか)
⇒ありがとうございます( ;∀;)
ホタテカレー食べていただきたかったです(にゃーちゃん)
⇒本当におすすめなのですね!!!
猿払海釣り最高最高✨(釣り女)
⇒オホーツク海のポテンシャル半端ないですよね!
いとう釣り解禁なったら是非再訪してください。カムイト沼もいいですよ〜寒い中お疲れ様でした。(釣り女)
⇒ルールやマナーを守る釣り人と、保護と継承を大切にする村の人がタッグを組んだら最強ですね!
瀬田さんお疲れ様です。 来月は後志、喜茂別ですか! 楽しむにしています。(ジューン)
⇒お楽しみに!!わたくし、静岡時代に取材したデザイナーの「富士山Tシャツ」を着て蝦夷富士の前で写真を撮るのが目標だったので、そんな個人的な目標達成も果たしたいと思います!
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2021年4月23日