NHK札幌放送局

ほっと通信(75)【瀬田宙大】

瀬田 宙大

2019年10月16日(水)午後0時03分 更新

「河川災害への防災を考える上で川の高さは“橋のかかっている高さ”が基準。それよりも低い場所は浸水の恐れ があると考えて備えを」。台風 19 号の堤防決壊による浸水被害は、あさイチ時代に聞いたこの言葉を思い出させ ました。

あさイチリポーター時代、私は九州北部豪雨の被災地 福岡県朝倉市を取材しました。その時、スタジオにお招きした災害情報を研究している静岡大学防災総合センター教授の牛山素行さんが番組の中で指摘したこの言葉。いま一度、脳裏に刻みたいと思います。

以前、数多ある防災情報をどのように読み解けばいいのか気象予報士のお二人と考えたブログにも書きましたが、情報を正確に受け取り、実際に行動することが求められていると感じています。

それは、平時でも。

きのうのほっとニュース北海道では、北海道にいる私達が防災上いますぐできることをご紹介しました。ハザードマップが手元にある皆さんは、まずはご家族で一緒に確認をしてみることから一緒に始めてみませんか? BOSAI POINT を取り上げた前回のブログでも書きましたが、後回しにするときっとやらないので。自戒の念もこ めて。

備えを進めるうえでもう一つ、参考になる情報が。
ほっと通信72でご紹介した私の取材先、胆振東部地震をきっかけに有志が集まり始めた FUKKO までのあり方をともに考える FUKKO DESIGN のチームから届きました。

先週金曜日の夜、「台風19 号への備えを少しでも進めてほしいので、『今からでも間に合う 13 の防災対策』というイラスト集を作ったので参考までに」と送ってくれたものです。届いた時間もあり、台風前にアップすることはできませんでしたがユーザー目線で簡潔にまとめられ、汎用性が高いのでご紹介します。
FUKKO DESIGNのホームページ にイラストに込められた意味がまとめて記されています。例えば 1 つ目の情報をスマホでチェック。この項目には NHK の Twitter アカウントや防災アプリの紹介のほか、気象庁などのサイトのどこから避難を判断する情報を得ればいいのかなどが詳しく書かれています。

情報ソースの入手先の確認など、スマホ上で今すぐできることもあります。まずは、調べるという行動から一緒に備えを進めてみませんか。自ら取りに行った情報は必ず血となり肉となります。

備えについて書くとどうしても優等生発言になってしまうのですが、各被災地でみなさんが「まさか」と口にする姿を何度も見てきた私としては 、意識せず力が入ってしまうのです。


さて、最後に、今夜以降のほっとニュース北海道のお知らせをさせてください 。
今週は、世界を舞台に活躍する方のインタビューをお届けします。

16日はアメリカのマサチューセッツ工科大学 メディアラボ 副所長 石井裕さんです。札幌市で開催されている市民参加型の No Maps という取り組みに関連して来道。この取り組みへの期待や今後の北海道について伺います。

そして、18日(金)はこの方 ↓

札幌駅の待ち合わせスポットととしても知られている大理石アート「妙夢」など数多くの彫刻を世に送り出し、イタリアを拠点に活動している彫刻家の安田侃さんに、いま追い求めている「夢」を伺いました。

ほっとニュース北海道はNHK 総合で午後 6 時 10 分からです。

それでは、また (^^)/


(2019年10月16日)


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