NHK札幌放送局

1°でもいい向きに、1mmでも前へ

瀬田 宙大

2022年4月14日(木)午後5時02分 更新

この春は札幌を拠点に活動する「伝え手」とよくお会いしています。
角度でいうなら1°でも。
長さでいうなら1mmでもいいから北海道に変化を促したい。
そんな思いで活動している方々です。

子どもたちの問いに並走していきたい
「庭しんぶん」の挑戦

5年前から毎月、札幌のデザイン会社が中心となって発行しているタブロイド紙「庭しんぶん」をご存じでしょうか。

子供やその保護者を対象に、双方が対等に会話をするきっかけになるような情報発信を心がけています。

しかも子供向けでもなく、大人目線でもない、中間の位置を意識して。

発行部数は毎月9000部ほど。1部110円で販売しています。
道内のカフェや保育園、個人が購読しているほか、道外では北から宮城県、福島県、栃木県、埼玉県、神奈川県、長野県、愛知県、奈良県、滋賀県、兵庫県、和歌山県、徳島県、福岡県、佐賀県、長崎県にも発送しているということです。

毎号特集を組んでおり、テーマは子育て中に感じる子供の日常で意識しておきたいことや考えておきたいこと、知っておいてほしいことなど。

身近さにこだわり、その内容は「うそ」「子どもの権利」「ともだち」「地震」「デザイン」「性のはなし」など多岐にわたります。

56号目の4月号は、当初「自給自足」を取り上げる予定でしたが、急遽「ウクライナとロシア」という特集を組むことにしました。

きっかけは、編集長の藤田進さん(写真手前)が、当時小学2年生だった息子に聞かれた「どっちが勝つと思う?」という素朴な問いかけでした。

当時は、ロシアによる軍事侵攻が始まって2週間ほど。
ウクライナの市民が犠牲になっていることが伝えられていました。

これまで取り上げてきたテーマと比べるとまだ遠くにあると思っていた軍事侵攻が、すでに「子どもたちの日常に入り込んでいる」と感じた藤田さん。子どもの発した問いに答えたい、悩みに寄り添いたいと考え、特集することに決めました。

一方で、争いや戦争について詳しくなってほしいわけではないとして、「暮らし」に焦点を当てることにしました。

しかも、「対等に扱う」ことに重きを置きました。

それを実現する上で、藤田さんには欠かせないパートナーがいました。

藤田さんの右隣に写るデザイナーの佐々木信さんです。
今回取材したタブロイド紙は佐々木さんの会社に所属するデザイナー陣が、イラストや全体のレイアウトなどを手掛けています。

創刊時から携わる佐々木さんはこんな話をしてくれました。

「たとえ1°でもいいから、世の中をいい方向に向けたい。そのために自分の力、デザインを使いたいんです」

そして、こう続けます。

「そう強く思うようになったのは、息子が生まれたことが大きいと思います」

ふたりの父親は子どもたちに何を伝えようとしているのでしょうかー。

今夜、4月14日(木)のほっとニュース北海道でお伝えします。

1mmでも前へ
フリーアナウンサー 国井美佐さん

元在札民放のアナウンサー国井さん。

これまでもテレビで見る機会はありましたが、お会いしたのはこの日が初めて。

2018年~20年までほっとニュース北海道のキャスターを務めていた永井華子さんを通じて、お会いすることができました。

実は、国井さんには以前からお会いしたいと思っていました。

きっかけはコロナ禍に国井さんがはじめた活動を知ったこと。
当時、物産展の中止で困っていた出展者の販売サポートをしようと、既にフリーとして活動していた国井さんがインターネット上で物産展を開き、地道に北海道の産品をPRしていました。先が見えない中でも1ミリでもいいから前に進みたい、進めたい。そんな願いを感じたことを覚えています。

愛知県出身の国井さんが北海道に初めて訪れたのは就職試験。民放の情報・報道キャスターとして働き始め、取材を通じて、北海道にすっかり惚れ込んだといいます。「この地で生きていくんだ」と決めた人らしい活動を見るたびに、ゆっくり話してみたいなと思っていました。

今回の意見交換の内容を放送に還元できるよう、検討を重ねていきます。お時間をいただき、本当にありがとうございました。

ところで・・・、ふたりとも白い洋服を着ているのはユニフォームですか?!
このブログのために写真を並べながら「これはどっちだー!」と、パソコンに向かってひとりでツッコミを入れてしまいました(笑)

・・・!!
大事なことを書き忘れるところでした!

3人で話す中で盛り上がったことがあります。
それは「北海道のすごさ」について。

道外出身の我々全員(永井さんは大阪・国井さんは愛知・瀬田は神奈川)が「そうそう!」と共通して挙げたのが「北海道のためにと汗をかくことを苦に思わない人が多い」という点でした。

私たちアナウンサーの仕事は、わかりやすく的確に物事を伝えること。そのためには、事象や人をしっかりと掘り下げることが重要です。

そうしたことから、当たり前に仕事をしているだけで、”掘り下げ甲斐のある”素敵な人とたくさんお会いできる北海道にいられることに改めて感謝する時間でもありました。

二人に負けぬよう、私もお仕事に邁進します!

NHK北海道 アナウンサー瀬田宙大
2022年4月14日


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