NHK札幌放送局

ほっと通信(98)【瀬田宙大】

瀬田 宙大

2020年3月10日(火)午後1時52分 更新

道内に緊急事態宣言が出されて11日。感覚的にはもっと長い時間が経過したような気がしています。そうです。疲れているんでしょうね。でもそれは、みなさんも一緒。みんな頑張ってる。そんな緊張を緩めてちょっと雑談したいなと思っている皆さん。 #北海道雑談 とつけてつぶやきましょう。神門おじさんと、鈴木遥おにいさんと、堀菜保子おねえさんが受けとめてくれるらしいです。

来週月曜〜木曜まで、午後の時間帯にまるごと雑談ラジオ~がんばろう北海道~という番組を放送します。現在、皆さんからのメッセージを募集しています。投稿は、番組HP、FAX、Twitter「 #北海道雑談 」でお待ちしております。メッセージの読み上げだけではなく、放送中に神門おじさんと電話で話したいという方は番組ホームページから投稿を!専用フォームに、ラジオネーム、雑談の話題(言えなかった卒業する先輩へ、あるいは後輩へ、疲れたーという思いなど)、そして電話番号を書いて送信してください。言わずもがなですが、Twitterには電話番号を書かないでくださいね。
仮に私がいまメッセージを送るとしたらこんな感じでしょうか。「神門さんこんにちは。このところ当たり前になっている、あいさつ代わりのコロナの話題…正直、疲れましたね。そんな私には神門さんの何とも言えない表情が癒しになっています。ところで、そのゆるく絶妙な表情。どうすればそんなに愛らしい“とろけ顔”になるんですか?何を頭に巡らしているのでしょう。あ、言えない話の場合は大人の対応で大丈夫です。いずれにせよコロナ疲れにはメッチャ効いています。ありがとうございます。願わくばもっとカンディーの元気な声が聞きたいなァ。ということで私を励ましてくださいwww #北海道雑談 ラジオネームせたちゅー」とか。本当になんでもいいです。神門先輩があの表情ですべてを受け止めてくれます。皆さんからの雑談、お待ちしています。

さて、きのうのほっとニュース北海道では道内の飲食業界を支えようと、札幌のPR会社が企画した「応援プロジェクト」をご紹介しました。クラウドファンディングで個人や企業から集めた資金を参加した飲食店に分配するもので、きのうからスタートしました。

企画したのは株式会社トリプルワンの代表取締役の伊藤翔太さんです。番組では一部しかご紹介できませんでしたが、私たちが伺ったこの応援プロジェクトへの思いをこのブログで全てご紹介します。

―なぜクラウドファンディングを立ち上げたのでしょうか?

うちの会社がわりと芸能の仕事とか、広告代理店の仕事とかで札幌の飲食店をよく使っているんです。普段を知っているからこそ、緊急事態宣言後の様子や、お店の方々の話を聞いていくと、本当にこのままだとまずいなということで、僕ができるサポートはどんなことだろうと考えて企画しました。

―確かに、人通りは確実に減りましたよね。

一番危機感を抱いたのは、狸小路6丁目くらいから二条市場が見えたんです。札幌で暮らしていればわかると思いますが普段は人がたくさんいるので見えないですよね?それが夜の7時とか8時に見えてしまったんです。これは本当にまずいと思いました。

―今回の応援クラウドファンディングですが、目標額を設定するわけではなく、フリーゴールを選択しました。この思いは?

いまはお店に来てくださいと言いづらい状況です。そうした中、売り上げが作れない。ファンも離れてしまうかもしれない。そんな不安があります。それらを解消するために、先々のお客さんを確保しながら、現状必要になる資金=キャッシュを生み出す方法を考えました。その時にたどり着いたのが、クラウドファンディングという機能でした。決済をいま行うことでお金は飲食店にまず入る。そして支援者には10%のリターンをつけたお食事券を配る。そうすることでお互いの思いとお金を結びつけることができないかと考えたのです。こういうものですから従来のクラウドファンディングのように目標額を設定するものでもないし、できないとも思ったのでフリーゴールという形で呼びかけました。支援してくれた人に配るお食事券は4月20日以降、10月19日まで半年間使用できるようにしました。行きたい時に行けるようにということですね。

―200を超える店舗が参加を表明していますが、これについては?

当初、20〜30店舗くらいかなと思ってスタートしたのですが、予想の10倍くらいとなって驚きました。それだけ大変な思いをしているお店が多いということで、なおさらなんとかしなければと思いました。しかも札幌中心部だけではなくて、オホーツク海側の遠軽町とか、函館、旭川など本当に道内各地から参加店に加わりたいと連絡があって現状の深刻さを認識しました。ある経営者は前年比、グループで1000万円以上も売り上げを落としたと話していました。そもそも、歓送迎会が多い3月、4月は稼ぎ時でもあるんですが、この状況です。売り上げがない状況があとどれくらい続くのか、経営者が抱える、終わりが見通せないことの恐ろしさは言うまでもありません。

―そうした中、応援の気持ちがお金として届くというのは支えになりそうですね。

気持ちの部分も含めて大きいかもしれません。いつ収束するのかわからず、いつまで堪えればいいのか未来が見えないなか営業していくのは気持ちの面でもすごく辛いと聞いています。この取り組みは未来のお客さんをつくる作業ですので、少しでも未来が見えるように、見通せるようにという思いを込めました。

―この取り組みについて、実際に動き出してどんな可能性や期待を持っていますか?

これはあくまでも「こういう方法もあるのでは?」という一つの例です。様々なところで、うちでもできないかと問い合わせをいただいています。生かせるのであれば各地でも取り組んでもらえればと思っています。これが正解かはわかりませんが、一つの方法として手応えはあります。あと大切なのは飲食だけではなくて、ホテル業界、レジャー、芸能関係、イベントなど様々なところに影響は出ています。それぞれにいま、支援が必要なので他の事業も、こういう何かしらの形で皆さんと協力してサポートする仕組みが考えられればと思っています。

―伊藤さん、ありがとうございました。

さまざまな支援の形があると思います。何かをしたいとその都度、思いのある人が「考えて」生み出してきました。そのひとつが、被災地支援として最近定着している「買う」と「行く」。ボランティアなどが難しい人でも思いをためて、タイミングを見計らって行う支援です。しかし、新型コロナウイルスでは「買って応援」はできても「行って応援」が十分にできない、しにくいのが現状です。応援の気持ちがあってもそれを相手に届ける方法が限られてしまうなか、考えた末に、フリーゴールのクラウドファンディングによる未来の予約兼デポジット式の応援が生まれたのです。その背景にあるのは多くの人がそれぞれの立場で感じている強い危機感です。

ブログの冒頭の写真は狸小路商店街、昨夜8時過ぎに路面電車通りから私が撮影しました。週末ではなく月曜日。もともと一週間の中では人が多いわけではありません。それでも、毎日のようにこのあたりを同じ時間に歩く私からすると、異変が容易に感じ取れます。それはこの場所を知る人であれば同じだと思います。店内が見える飲食店に目を向けると、見える限り客よりも店員の方が多く、アーケード内も「こんなにも歩きやすいものか」と驚かされる日々が続いています。いつ収束するかもわからず誰もが疲れ、未来が見えにくくなっています。暮らしているだけでも気疲れする毎日ですが、地域の未来を守るために生まれたアイデアの数々はお店だけではなく、楽しいことや明るいニュースも求めている私たちに確実にエネルギーを届けてくれた気がします。感染拡大はいまやグローバルな問題です。地域を守れるのは誰なのか―。感染拡大防止に取り組みながら地域や地元、大切にしている場所にはひとりひとりが思いと、可能であればお金を届けることがこれまで以上に大切になっていると感じました。そして再び、集えた暁には「我慢の期間」にできなかったあれやこれやをひとつひとつ実現して楽しい未来を笑顔で迎えたいものですね。

きのうは観光業や飲食業界についての取り組みを多くお伝えしましたが、ほっとニュース北海道では今後も、最新情報に加えて地域での暮らしや経済を支えるために奮闘する人たちの姿も合わせてお伝えしていきます。番組は今夜6時10分からです。

最後にもうひとつ!みなさん、体操でも散歩でもジョギングでも、感染リスクを抑えながら身体は動かしてくださいね。ウイルスに負けず、街や経済が守れても、みなさんの心身が健康でなければ意味がないですから。

我が家もお写んぽで家族のストレスと運動不足を解消しています。そして、帰宅時の徹底した手洗いも忘れません。引き続き、できることを頑張りましょう。

それでは、また\| ・vvvv ・ |/


(2020年3月10日)


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