NHK札幌放送局

ほっとニュース通信(25)【瀬田宙大】

瀬田 宙大

2018年10月19日(金)午後5時10分 更新

きのうのほっとニュース北海道でご紹介した、白老町竹浦・飛生地区にある「飛生アートコミュニティー」で行われている森づくり。

初めて取材に訪れたのは8月でした。
一歩足を踏み入れた時から、私はこの森のとりこになりました。

その時も案内をしてくれたのは森づくりを中心になって進める木野哲也さんでした。
大人が創造し、子どもたちが想像する。この森自体がひとつの作品で、みんなの思いがつまった場所。そこに来て何を感じ取るのかはそれぞれにゆだねたい」とおっしゃっていました。

地域の歴史を見える化した作品。

この森にかかわる人々の姿を感じる作品。

訪れるたびに発見がありました。

地震も台風も起きる前の9月2日。葉も色づき森の空気が変わっていた10月2日。撮影で訪れたこの2日の大きな差は、森の象徴の姿でした。

地震直前の台風21号の暴風で倒れてしまったのです。
それでも木野さんたちは自然との共生をひとつのテーマに活動していたことから「ありのままの姿を見せよう」と考えていました。その矢先に起きた北海道胆振東部地震。同じ胆振管内で大きな被害が出てしまったことや、訪れた人たちの想像をかきたてるための作品や空間が地震の後に目にすると「恐怖」に映ってしまうかもしれないという不安なども踏まえて議論した末、ことしの森の公開、飛生芸術祭の中止を決めました。

思いは、すでに来年へ。

木野さんは「あの木は森の物語の象徴。なんとか残していきたいし、立て直してあげたい。自然災害はよめないが、森と人と作品の共生を考えてきたのでそれを改めて、もう少し深く考える必要があるということ。来年に向けてまたひとつひとつ取り組みたい」と仰っていました。

来年の秋、私も楽しみにしています。

それでは、また(^^)/


(2018年10月19日)

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