NHK札幌放送局

外国人の防災のために

芳川 隆一

2021年7月9日(金)午後7時00分 更新

コロナ禍の今でも約3万8千人の外国人が暮らし、コロナ前には年間300万人の外国人観光客が訪れていた北海道。日本語が分からない外国人のために、地震や津波、大雨などの情報を届けることは大切です。そんな時にぜひ役立てて欲しいのがNHKの国際放送NHK WORLD-JAPAN。災害時には英語ニュースで素早く情報を伝え、日本国内でもスマートフォンのアプリを通して見ることができます。先日、私はNHK WORLD-JAPAN のスタジオを訪れる機会がありました。

英語をはじめあらゆる言語で情報発信

東京・渋谷のNHK放送センター7階にあるNHK WORLD-JAPANのスタジオでは、地震や津波などの緊急時に備えた特設ニュースの訓練を行っています。私も「東北地方の沿岸に津波警報が発表された」という想定の訓練に参加しました。津波は1度だけでなく何度も押し寄せる事や、川をさかのぼって内陸まで到達することなどを英語で伝えます。加えて、福島第一原発の映像が映った時には「2011年の大震災で大きな被害を受けました」という説明を加えるなど、日本語以上に丁寧な状況説明が求められる場面もあることを学びました。

(特設ニュースの訓練中)

さて、訓練の後に訪れたのは、英語以外の言語でも情報発信を行っている部署。天井からは、あらゆる言語の看板が!

NHK WORLD-JAPANでは、ポルトガル語やインドネシア語など8言語でSNSを通じて情報を発信していて、過去の災害でも国内に暮らす外国人の間で広く共有されてきました。私が訪れたこの日は、ベトナム語のチームが情報の入力作業の訓練を展開中。ベトナム語チームでは災害時だけでなく日々のニュースや新型コロナ関連の情報、番組告知などをフェイスブックを通じて発信しているということで、「北海道に暮らすベトナム人の皆さんにも、ぜひ活用して欲しいです!」と話しています。

(情報入力の訓練をするベトナム語の担当者)

(ダミー画面です)

さらにホームページでは、普段から災害に備えるために役立つコンテンツを19の言語でも公開しています。過去の特集動画を見ることができるほか、避難時に新型コロナの感染拡大を防ぐために気を付けることなども掲載されています。

ぜひご活用を!

このように、NHK WORLD-JAPANには災害時に外国人の皆さんの命を守るための情報が満載です。ぜひこの事を多くの人にお伝えしたい!ということで、私、2分間ほどの動画も作りました。この記事と併せて以下の動画もぜひご覧ください。

繰り返しになりますが、NHK WORLD-JAPANのコンテンツは、スマートフォンのアプリで国内でも見る事ができます。道内で外国人をサポートする立場にいる皆さんは、ぜひNHK WORLD-JAPANのことを外国人の皆さんに伝えてください。そして、1人でも多くの方に活用して欲しいと思っています。いざという時に言葉が分からずに不安な思いをする人が1人でも少なくなることを願って。

“ぜひご活用ください!”

Wild Hokkaidoもよろしくお願いします

NHKの国際放送といえば、北海道では毎週土曜日にWild Hokkaidoという番組を放送しています。英語放送の番組に日本語の字幕を付けて、北海道の自然や観光情報をたっぷりお伝えしています。放送は土曜日の午前10時55分からです。こちらもぜひご覧ください!!

2021年7月9日

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