NHK札幌放送局

昨秋の悔しさを知る選手たち ~高校野球・旭川実業~

小山 凌

2021年10月6日(水)午後7時47分 更新

来年春のセンバツに繋がる・秋季北海道高等学校野球大会。
札幌、小樽、函館、室蘭、旭川、名寄、空知、北見、十勝、釧根の支部大会を勝ち上がってきた20チームによる全道大会もベスト4が出そろいました。
いよいよ10月10日(日)に準決勝、11日(月)に決勝戦です。
実況を担当する高山大吾アナウンサーとともに、キャスターブログで準決勝を戦う4校を紹介しています。
今回は、3度目のセンバツ出場を目指す・旭川実業です。

これまで夏3回、春2回甲子園に出場をしている旭川実業。

1995年の夏の甲子園では強豪校を次々と破りベスト8進出を果たしました。
なかでも2回戦の鹿児島商業戦では
9回2死から逆転で勝利し、ミラクル旭実といわれ旋風を巻き起こしました。
昨年秋に続いて2年連続のベスト4、2006年以来3度目のセンバツ出場を目指しています。

1点の悔しさを味わった昨秋の決勝

2020年秋の北海道大会の決勝は
旭川実業・田中楓基投手と
北海高校・木村大成投手の両エースの素晴らしい投げ合いとなりました。

両投手の一歩も譲らぬ投げ合いは、
8回に旭川実業の田中投手が
北海の3番打者、江口選手に本塁打を浴び、その1点が決勝点となって敗れました。

その一球の怖さをベンチで見つめていた選手が
今年の旭川実業の背番号1を背負っている。

先輩の思いも背負い、マウンドに立つ

旭川実業のエース・佐々木聖和投手。
ストレートと変化球で上手く緩急をつけながら相手打者を抑えるピッチングが持ち味です。
今大会も準々決勝の旭川明成戦では、
9回を一人で投げ切り9奪三振2失点と粘り強い投球でチームを勝利に導きました。

昨年の秋の大会は、1年生ながら2試合で先発を任された佐々木投手は、
あと一歩及ばなかった決勝の戦いについて、
「ベンチでその負けた瞬間を見ていた。一個上の先輩方の悔しさを思いっきりぶつけたいと思います。」とリベンジを誓っていました。

合言葉は執念!全員野球で北海道の頂点へ!!

今年の旭川実業は、厳しい戦いを制してベスト4まで勝ち上がってきました。
初戦の函館工業戦は延長11回5-4のサヨナラ勝ち、
準々決勝の旭川明成との試合は序盤のリードを守り切り、
2試合続けて1点差の接戦をものにしてきた。

ただ、準々決勝後の取材で主将の河内秀仁選手は、
「今年のチームは練習試合7連敗からのスタートだった。全道大会も出場している20校の中で、20番目の実力だと思って戦っている。」と謙虚な姿勢を口にしていました。

岡本大輔監督も7連敗からスタートしたチームの成長については、
「(今年のチームの特徴は)チーム全員で束になって戦っていくこと。戦力は、打撃力、投手力、守備力、どれも平均的だが、選手たちからは“執念”という言葉がよく出ている。大会での手応えは、チームが1つになって戦えていること。」とたたえていました。

3試合連続コールド勝ちと強力な打線を誇る札幌国際情報との準決勝は
執念で接戦をものにしてきた旭川実業の粘り強さに注目です!

秋の高校野球北海道大会
準決勝の第1試合
札幌国際情報 vs. 旭川実業
10月10日 午前9時30分 プレーボール予定
放送:FM・ラジオ第一

NHK札幌拠点放送局 アナウンサー 小山凌
2021年10月7日

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