NHK札幌放送局

コンサドーレ小柏剛選手 残留争いへの決意語る!!

笠井 大輔

2022年9月5日(月)午後2時18分 更新

残留争いに巻き込まれたコンサドーレ札幌。 J1残留のキーマンとなるのが、小柏剛(おがしわ・つよし)選手、24歳です。 度重なる怪我を乗り越えた小柏選手が、残留争いへの決意を語ります。 (インタビュー動画も掲載しています)

残留争いにどっぷりはまった

リーグ戦上位3チームに出場権が与えられるアジアチャンピオンズリーグの出場権獲得を目指して挑んだ今シーズンのコンサドーレ札幌。
しかし、怪我人が相次いだことが大きく影響し、現在12位。
J2入れ替え戦となる16位G大阪との勝ち点差は、わずか「3」、いまの現実的な目標は、「J1残留」となりました。
ペトロビッチ監督は、現在の状況について、「残留争いにどっぷりはまった」と表現しています。

キーマン 小柏剛選手

残留争いのキーマンの一人が、プロ2年目の小柏剛選手、24歳。
持ち味のスピードを武器に、昨シーズンは、チームの日本選手トップタイの7得点をマークしました。そして、その活躍が認められ、日本代表にも召集されるなど、今シーズンの飛躍が期待されました。
しかし、今シーズンは、ここまでリーグ戦出場8試合、得点は「0」。
自身も、サポーターも決して満足のいく成績を残すことができていません。

小柏選手
試合数もそうですし、まだまだもっとチームに貢献しなければいけない。得点の所とか、もっと結果を残していかないといけない

サッカー人生最大のピンチ

スピードを武器にする選手に起こることが多い、太もも裏の怪我。
小柏選手は、3月に負傷し、一度復帰を果たすも、4月に再び負傷。
7月初旬の復帰が期待されましたが、それもかなわず、復帰は8月までずれ込んでしまいました。
他のチームメイトとは別に、地道なリハビリに取り組んでいました。

小柏選手
「本当につらかった。怪我の再発もあったので、トータルで5か月近くもサッカーから遠ざかったのは、はじめて。当たり前のことができないつらさを感じた」

支えたのはチームメイト

そんな小柏選手を支えたのは、チームメイトの一人、深井一希選手でした。
これまで、シーズンを棒に振るような大きな膝の怪我を3度も負っている深井選手は、小柏選手に対して、「怪我に対してネガティブになりすぎないこと、そして、ポジティブに、気にしないこと」を伝えたそうです。
それまで、怪我に対して、つらさを感じていた小柏選手。
怪我への向き合い方が変わりました。

小柏選手
「チームメイトがいるというのはサッカーの良いところ。仲間が僕の分までがんばってくれたり、アドバイスをしてくれた。深井選手と一緒にサウナに行ったりして、怪我に対する向き合い方とか教えてくれた。かつて両ひざの大けがをした深井選手に比べれば、ちっぽけだなと。まだまだ頑張れると思った」

武器を磨いて再びピッチへ

チームメイトの支えで再び前を向いた小柏選手。
ピッチ脇で黙々と筋力トレーニングをする姿がありました。

小柏選手
「自分の武器である瞬発的な動きができるように筋肉を鍛えてきた。継続してやってきたことで、色々な人に体が大きくなったと言われた。筋トレひとつで瞬発的な動きが鍛えられるというのを教わりましたし、実感もできている」

そして、シーズンが終盤に差し掛かろうとする8月の湘南戦、およそ3か月ぶりに小柏選手がピッチに戻ってきました。
その小柏選手、持ち前のスピードを発揮し、相手ゴールに迫ります。
そして、前半8分、右サイドで味方からのパスを受けると、相手をかわし、中央に走りこんできた駒井選手の足元にピンポイントのパスを送ります。
駒井選手が右足を振りぬき、ゴール左隅に鮮やかな先制点が決まりました。

さらに前半13分、小柏選手は、ルーズボールに対して、一気に加速します。
相手選手のクリアミスを誘って、マイボールにした小柏選手。
最後はゴール前に、駆け上がってきた味方にパスをつなぎ、追加点が決まりました。
小柏選手の活躍で、立て続けに2点を取ったコンサドーレ。
その後も試合を優位に進め、5-1で勝利を収めました。
小柏選手は、1か月以上勝利から遠ざかっていたチームをよみがえらせたのです。

小柏選手
「チームが苦しい状況というのもありましたけど、自分自身がサッカーをできる幸せを噛みしめながら、というか本当にチームのために頑張らないといけないのもそうなのですが、この試合だけは自分のために頑張ろうという風に思った試合ですね。サッカーができるから楽しもうという感じで入って。ああいうプレーができたので、そういう心持ちもいいかなと思いました」

最後までブレずに貫く

しかし、J1残留に後がないチームや、上位を狙うチームとの戦いは簡単ではなく、残り7試合の時点で12位。
J2入れ替え戦に進む16位G大阪とは、勝ち点差わずか「3」です。
そして迎える11日のジュビロ磐田戦。
現在最下位も、遠藤保仁選手をはじめ、決して侮ることができない相手です。
度重なる怪我を糧に、再びピッチに戻ってきた小柏選手は、この試合は、J1に残留するためにも総力戦になると考えています。

小柏選手
「苦しい状況だなと思いますし、選手全員プレッシャーを感じていますし、今回磐田戦も直接対決になるのですごいプレッシャーを感じていますが、僕らはサッカーを変えるつもりはないので攻撃的なサッカーでどんどん得点を取ることがポイントだと思っていますし、1点じゃ足りないと思っているので、2点3点複数得点を取って勝利につなげていきたいと思っています。僕自身も全力で戦っていきたいと思っていますので、サポーターの皆さんの力も貸してほしいので一緒に戦ってほしい」

NHKでは、J1リーグ「札幌vs磐田」の試合を、11日(日)午後1時5分から総合テレビで生中継!!
ぜひ、ご覧ください。

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