NHK札幌放送局

気まぐれな“あいつ”を味方につけられるか!!

笠井 大輔

2022年1月18日(火)午後0時14分 更新

先日、国内大会が行われた大倉山に行ってきました。 ここに来るのは、実に7年ぶり。

悲鳴を上げる脚にムチ打って、何とか、ジャンプ台のある頂上まで。 体力の衰えに少し寂しさを感じながらも、ジャンプ台からの札幌市内の景色の素晴らしさに、疲れが吹き飛びました。

スマホでの撮影なので分かりづらいですが、選手が飛び出す様子を間近で取材。

滑る姿勢、いわゆるアプローチや、飛び出す瞬間のタイミングや力強さを観察していました。
すると、選手が着地をするランディングバーンの脇に、あるものを見つけました。

写真の真ん中にある縦に伸びる細長い棒。
その先端には、何やらヒラヒラしたものが付いているのが分かるでしょうか?
近づいてみると…。

そう「吹き流し」です。
中継などで、競技をする選手と選手の間に、たま~に映りますよね。

こうした吹き流しは、ジャンプ台のランディングバーンに沿って、複数設置されています。
この吹き流し、競技をする上で物凄く大事なのです。

ジャンプと風は切っても切れない関係

屋外で行われるジャンプにとって、風は、極めて重要。
時に勝敗を左右するほどです。
ちなみに、向かい風は、揚力が得られるため、ジャンプに有利。一方、追い風は、ジャンプに不利とされています。
(現在は、風による有利不利をなくすため「ウインドファクター」という仕組みが設けられていて、その選手が競技を行った時、向かい風ならマイナス、追い風ならプラスのポイントが与えられます。)
テレビでは、画面にCGで表示されますが、選手やコーチ(コーチがいるコーチスタンドには、風向や風速が表示されるモニターがある場合も)はこの吹き流しで、風の向きや強さを判断することもあるのです。

気まぐれな風を味方にできるか

しかし、この風、本当に気まぐれなのです。
ある選手の時は、ジャンプに有利な向かい風だったのに、次の選手の時は、突然、不利な追い風になったり。
さらに、場所によっても風向きや風の強さが違うのです。
一般的には、選手が着地をする場所が向かい風だと、最後のひと伸びをもらえるので良いとされています。

風が、どこで、どの向きに、どのぐらいの強さで吹いているのか。
中継を見る際は、たまーに映る吹き流しもお見逃しなく!!

NHK札幌拠点放送局アナウンサー
笠井大輔
2022年1月18日

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