NHK札幌放送局

それでもアメフトがしたい!!①

笠井 大輔

2022年7月29日(金)午前11時26分 更新

みなさん、アメリカンフットボールってご存じですか? ヘルメットやプロテクターを身に付けた体格の良い選手たちが、激しくぶつかり合う競技です。 北海道には、大学生や社会人のチームがあり、大学生のリーグ戦が8月下旬に開幕します。 大学生リーグは1部と2部に分かれていて、1部の優勝チームは、大学ナンバーワンを決める全日本大学アメリカンフットボール選手権・決勝、通称、甲子園ボウルを目指し、他の地域の大学チームと対戦します。  

学生アメフトが危機

私、笠井は、東京勤務時代、アメリカンフットボールの世界最高峰・スーパーボウルの放送を3度担当させてもらい、その魅力にすっかりはまってしまいました。

第52回スーパーボウルの会場、ミネソタ州ミネアポリスにて。
右は、解説の生澤浩さん。
この試合では、イーグルスが、ペイトリオッツを破ってスーパーボウルを制覇しました。


そこで、アメリカンフットボールが好きな私は、秋季リーグが始まる前の春季オープン戦の取材に行きました。
しかし、そこで見た光景に驚かされました。

なんと、白とえんじのユニフォームの札幌学院大学と、白とネイビーのユニフォームを着た北星学院大学が、ひとつのチームとしてプレー。
北海道学生アメリカンフットボールは、部員不足という危機に直面していたのです。

コロナの影響がこんな所にまで

部員不足の大きな理由は、新型コロナウイルス。
コロナの影響で、去年までの2年間、道内の大学の多くは、対面での新入生の勧誘が禁止となったため、オンラインによる勧誘活動を強いられました。
しかし、そこにはアメリカンフットボールならではの難しさがありました。
北海道アメリカンフットボール連盟の大橋真吾さんによると、「アメリカンフットボールという競技にそもそもなじみがないため、競技を知ってもらうためにも、『対面』での勧誘活動が何よりも大切で、それができなかったため、新入生が集まらなかった」と話します。
調べていくと、これは、北海道に限ったことではありませんでした。
大学スポーツ協会によると、大学で部活動をする人口は、コロナの影響で、全体で1割減。
中でも、大学から始めることが多いアメリカンフットボールは、2割も減ってしまっているそうです。

初めての出場に向けて

秋のリーグ戦に出場するため、部員集めに奔走しているのが、札幌学院大学の3年生、市村脩渡主将です。
1年生時は、コロナの影響で入部が遅れ、秋のリーグ戦に出場できませんでした。
そして、2年生だった去年は、部員の人数不足で、チームはリーグ戦を棄権。
市村選手は、入学以来、秋のリーグ戦に出場したことがないのです。

リーグ戦の開幕まであと1か月に迫ったこの日、新入生が見学に訪れていました。
市村選手は、何とか入部してもらおうと、アメリカンフットボールの魅力を伝えていました。

去年、リーグ戦に出ることができずに悔しい思いをした先輩を見てきた。
勝つ負けるに関係なく、これまでの先輩に恩返しをするためにもなんとかリーグ戦に出たい。

秋のリーグ戦に向けた選手登録の締め切りは7月末。
それまでに部員を集め、秋のリーグ戦出場なるでしょうか。

今後も取材を進め、9月24日(土)の0755DDチャンネルで放送予定です。
ぜひ、ご覧ください。

他にもこんな取材をしています。
どう発音するの??

2022年7月29日

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