幕別町立明倫小学校に行ってきました。
なぜかというと……
愛知県 ラジオネーム・みちくさおばさん(59)からの投稿
「夫(63)は幕別町にある明倫小学校の卒業生です。彼の子どものころの話を聞くと愛知県育ちの私にはソレホント?ということばかりでした。当時は全校児童23人の複式学級。冬は校庭にスケートリンクをつくったとか入学式はスキーを履いて行ったとか……。神門さん、この学校が今どうなっているかを見てきてください。私が30年ほど前に訪ねたときには校庭の端にハイジに出てくるような長いブランコがあったのが印象的でした」
さらに……
三重県 ラジオネーム・坂キョンさんからの投稿
「幕別町の児童数の少ない小学校で、子どもたちの夢を聞いてきて」
奇遇ですね。
これらの投稿が届いたら、もう行くっきゃないでしょう。
明倫小学校に向かいます!

この雪がとけて茶色い土が見えると、十勝に春がやってきたなァ~と実感できますね。
春近し、この日(3/6)の気温は10度を超えていました。
到着しました明倫小学校。


校長 河井義徳さん
今年度の児童数は?
「8人です。1年生2人、3年生2人、4年生1人、5年生3人という構成です」
長いブランコはありますか?
「今はないですねぇ。どこの学校にもあるようなブランコです」

小さな学校の特色はありますか?
「大きな学校と違って子どもたちが必ず前に出てこなくてはならないんです。例えば授業の発表も児童会活動も全員が何かの役割を担うことになります。活躍の場が多いので経験を積めると思います」
子どもたちに会いたい!
授業におじゃまします。

1年生、3年生「生活」の授業。
ホワイトボードには【めざせ!ファーマー2023】と書かれています。
明倫小学校では、一人1作物ずつ畑で野菜を育てて秋に収穫、さらに疑似販売まで行うといいます。2023年度に何を育てるのかを話し合っていました。
疑似販売とは?
「校内だけで通用する疑似通貨をつくって地域の人たちを相手に販売する体験をするんです。どうやったら売れるかをそれぞれ考えます。どう声をかけるか、パック詰めをどうするか、看板をどう書くかなどを工夫します。保護者の皆さんの農作業の苦労や、作物が消費者までどうやって届くのかを学習しています」
この地域ならではの授業ですねぇ~。
先生から「育てたい作物とできる作物は違うんですよ」と言われて考え込む子どもたち。

続いておじゃましたのが4年生と5年生「図工」の授業。

紙粘土を使って、思い思いの創作をしていました。
(集中しているのに、おじさんがマイクを持ってブツブツしゃべってゴメンナサイ)

この日の複式学級(4・5年生)の時間割。

「夢はありますか?」と聞くと……
最初はモジモジしていた子どもたちが、しっかりと私のほうを見て「私は〇〇になりたい」「僕は〇〇をしたい」と語ってくれました。
校長先生がおっしゃるとおり「全員が何かの役割を担う」ことで、自分の考えていることを言葉にするのにたけているのではないかと、私は感じました。
子どもたちの「〇〇になりたい」という素直な言葉は、ぜひ音声でお聞きいただきたいです。
『釧路根室十勝のすべて』
3月8日(水)午後5時05分~5時55分
NHKラジオ第1(NHK帯広・NHK釧路エリア)で生放送

聴き逃し配信は3/8(水)午後7時~3/15(水)午後7時(全国で聞けます)

番組を聞いての感想など、投稿は……

きょう3/8の放送が最終回です。
このブログを書いているのは放送前なので、番組全体を通しての感想などは後日書きますね。

あんなことやこんなことがあったなぁ~と思い起こしている神門
(きょうのランチについて考えているのではない!)
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