NHK札幌放送局

更別村の林さん!

神門 光太朗

2022年10月26日(水)午後4時46分 更新

忙しいんです、林さんは。

浦幌町 ラジオネーム どんちゃんからの贈りものさん(19歳・男性)から
「私は更別農業高校出身です。在学中は自宅が遠い生徒のために設けられた泉心寮という学生寮で生活していました。寮で働く林さんを、この番組で紹介してほしいです。林さんは更別村のさらべつかしわ太鼓の活動もしています」


この投稿を受け、私は更別農業高校に電話しました。
「これこれこうで、これこれこうで、これこれこうなんです」(事情説明)


それからしばらくして、折り返しの電話が林さんからかかってきました。

「NHKのカンドといいます。これこれこうで……」
「はい、学校から聞いています。でもこのところ忙しくて時間がつくれないんですよー」
「そうですか。では、どんちゃんからの贈りものさんに伝えたいことはありますか?」
「今も高校の先生方とあなたの話をすることがあります。みんなが気にかけています。期待しています。社会に貢献していく姿を心から応援します……と伝えてもらえますか」


私はメモをとりながらメッセージに耳を傾けました。

(読めない……)


私の文字は汚いけれど、林さんの言葉はとても愛のこもったものでした。
私は、やはり林さんの声をラジオの放送を通して、どんちゃんからの贈りものさんに届けたいと強く思いました。

ここで、私の“交渉魂”に火がつきます。ネゴシエーター神門の登場です。


「林さん。さらべつかしわ太鼓保存会に所属されていますよね?」
「はい」
「村役場のホームページを見ますと、23日の『さらべつ大収穫祭』に保存会が出演されるとか」
「はい、そうですが……」
「林さんも、その日は会場にいらっしゃいますか?」
「ええ、私も行きますよ」
「わかりました。では、私もその会場におじゃまします。ステージ発表のあとで、ほんの少しの時間でいいので、インタビューにこたえていただけませんか?」
「う~ん、いい、ですけど……。ホントに時間がないんですよ。きちんと対応できるかどうか……」
「インタビューは短時間で終わらせます。どんちゃんからの贈りものさんに林さんの声を届けたいんです。どうかよろしくお願いいたします」
「ええ、わ、わかりました」


インタビューにこたえていただけるかどうかは確定しませんでしたが、私は10/23(日)の朝、「さらべつ大収穫祭」の会場に到着。


イベントのオープニングとして、さらべつかしわ太鼓保存会のステージ発表が始まりました。

録音機のレベルメーターがビンビン振り切れるほどの大きな音が、更別村の青空に響き渡りました。


ステージが終わり、ここからが私の本番です。
控室の扉をトントントンとたたき「失礼しまーす!」と開きます。

「林さん! NHKのカンドです。少しだけお時間を!」
「はい……。着替えるのでちょっと待っていていただけますか?」
「はい! いくらでも待ちます!」
「いや、私も時間がないので、すぐに着替えます!」
「お待たせしました!」
「スミマセン! このあと屋台でうどんも作らなきゃいけないんですよね! ごめんなさい。では、どんちゃんからの贈りものさんにメッセージをお願いします!」



……ここに林さんからどんちゃんからの贈りものさんへのメッセージを文字起こしして書こうとしたのですが、やはり放送あるいは聴き逃し配信で林さんのを聞いていただいたほうがいいと思いました。
ですから文字起こしはしません!

10/26(水) 午後5時05分~  NHKラジオ第1(釧路根室十勝地方)
『釧路根室十勝のすべて』

10/26(水)午後7時~11/2(水)午後7時(全国で聞けます)






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