音更町出身の伊林です。
10月から始まった「北のことばお兄さん」、今回は「硫黄のにおい?」です。
火山の近くや温泉などで漂う、あの“におい”、時に「硫黄のにおい」と表現されることがあります。
しかし、純粋な硫黄は無味無臭です。
あの“におい”のもとは、火山ガスに含まれる「硫化水素」(りゅうかすいそ)なんです。
このため“あのにおい”についての表現は、「硫化水素のにおい」または「硫黄の化合物のにおい」とするのが正しいことになります。
寒くなると、あったかい温泉に入りたくなりますね。先日「ブラタモリ」で放送された登別をはじめ、北海道にはいい温泉がたくさんあるので、どこに行こうか迷ってしまいます。
でも、“あのにおい”がする温泉に行っても、ホテルや旅館、土産物店などで「硫黄のにおいがしますね」と言ってしまうと、恥ずかしい思いをしてしまうかも!?あのにおいが温泉らしくていいという人も、ちょっと苦手という人も、「硫化水素のにおい」または「硫黄の化合物のにおい」、覚えておいて損はないですよ。
“ちょっと人に話したくなることばの知識”をお届けするミニ番組「北のことばお兄さん」。
放送は、(月)~(木)の午前5時59分から1分です。
これを見れば、「『○○○』って、本当はこういう意味なんだよ!」と思わず人に話したくなること間違いなし!是非、ご覧下さい!
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