「ほっとニュース北海道」で毎週金曜日にお伝えしている「ローカルフレンズニュース」。道内各地の地域おこしや情報発信に取り組んでいる“フレンズ”の皆さんに今オススメしたいニュースや話題を伝えていただきます。
今回は中標津町で会社員をしながら地元のラジオ局でパーソナリティーも務めている塩崎一貴さんです。
塩崎さんには去年ローカルフレンズニュースで、中標津町では町内に根室管内初の日本語学校が設立されたり、町の地域おこし協力隊にベトナム出身のレ・ティ・ルエンさんが着任したりするなどアジアからの若者を受け入れる動きが活発になっていることを伝えていただきました。
そのときの内容がこちらです。
今回はそれから1年あまりがたった中標津町の様子を伝えていただきます。
日本語学校では、去年は新型コロナの影響で多くの学生が入国できなかったため、この春から本格的に対面での授業が始まりました。

学生たちのほとんどは学校で学びながら町内の飲食店や一般企業でアルバイトをしています。
皆さんの働きぶりについて外国人を積極的に受け入れている自動車整備工場の専務で塩崎さんの友人でもある松平将崇さんに話を聞きました。

(一番左が松平専務)
松平さん「学生の皆さんは車のことを学びたいという情熱があります。もちろん給料のこともありますがそれでもすごく意欲があるので会社としてもすごく助かっています」
塩崎さん「学生たちに働いてもらう時に不安なことはありました?」
松平さん「日本の考え方と合わない部分もあってそこを埋めていくのが少し不安でしたが、働く学生たちはみんな頭がいいのでわりとすんなり日本の文化や習わしを理解してくれます。実際に大変だと感じたことはあまりありません」
また塩崎さんが学生の皆さんにも話を聞いたところ、学生たちは「もっと自分と同じ年代の人と交流したい。中標津や道東を満喫したい」と話していたということです。
バングラデシュからの学生
「中標津は緑が多く町の人たちはみんな親切なので中標津がとても好きなりました」
塩崎さんは「コロナの影響で残念ながら中止になってしまいましたが、中標津では学生と町の人たちが交流を深めるイベントも計画されるなど多文化共生の輪が広がりつつあると実感しています。彼らが中標津を好きになってこれからも住み続けたいと思えるようなコミュニケーションを図っていきたいです」と話していました。
この内容はきょう26日(金)の「ほっとニュース北海道」で放送予定です。今後も地元を深く知るフレンズならではの視点と、各地で生まれる新たな話題や魅力にぜひご期待ください。
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