NHK札幌放送局

「逃げる」を身近に!様似小学校防災教室

福田 裕大

2022年8月31日(水)午後0時18分 更新

素直な子どもたちの、吸収する力は無限大。そう感じる貴重な体験をさせていただきました。

初めての一人参加

8月24日、様似町立様似小学校で5.6年生の生徒にむけた防災教室を行いました。今回の教室では、アナウンサーによる「呼びかけ講習」を一人で行いました。大先輩である大河内アナウンサーの横で勉強させていただいた前回。それを思い出すだけで、一人で分かりやすい講習が行えるのか不安になりましたが、、、
児童たちは真っすぐな目で真剣に私の話に耳を傾けてくれました。素直で賢く、吸収も早い児童たち。講習を行うはずの私が逆にたくさんのことを学ばせていただきました!

呼びかけ講習

今回の講習で伝えたかったこと、それは「情報」と「呼びかけ」についてです。この2つは、災害報道においてどちらも重要な情報です。

突然ですが、以下の2つの文章をご覧下さい。
① 大雨により土砂災害の危険性が高まっているため、気象台と道は、○○に土砂災害警戒情報を発表しました。

② 〇〇町では、土砂災害の危険性が非常に高くなっています。土砂災害の直前には、山なりや地響きなど異常な音がしたり、パラパラと小石が落ちてきたりします。いつもと違う現象に気づいたら、災害の恐れがあります。すぐに安全な場所に避難してください。

この2つ、災害報道においてどちらも欠かせない重要な内容です。
1の文。これは原稿で表示される、公式に発表されている正確な情報です。これをお伝えすることで、現在どのようなことが起こり、どんな状況になっているのか。そして、今後注意すべきことはなにかを知らせるという意味があります。発表を正確に伝えることで、状況を「理解」してもらうという意味があります。

そして2の文。これは、アナウンサー自身が考えて行う「呼びかけ」です。避難をした方が安全か、それとも屋内にとどまっていた方が安全か。今後起こる可能性がある災害に対して、みている方はどういった行動をとるのが最適なのかを理解していただくこと。そして、それに留まらず、実際に自身を守る「行動を起こしてもらう」ために呼びかけています。この「実際に行動を起こしてもらう」ことは、非常に難しいです。そのためにどういった呼びかけを行えばよいか、報道の先輩方からたくさんの教えをいただきながら勉強しています。先輩方はこの呼びかけを行うために、普段から準備に取り組んでいます。月に一度の緊急報道訓練や、呼びかけマニュアルを更新するなどして、どうすれば皆さんの安全を守ることができるのか、それぞれ考え続けています。私自身もそんな先輩方の背中から多くを学び、今後みなさんの命を守るアナウンサーになれるよう精一杯頑張ります。

アナウンサーと学ぶ、防災教室

この2つの不可欠な要素が合わさることで、はじめて人々の身を守るための災害報道となります。
講習では拙い伝え方になってしまいましたが、真剣な表情で防災について考える児童たちの姿から、私もたくさんのことを学ぶことができました。

お昼の校内放送

お昼には、教室で放送される校内放送を担当させていただきました。
小学生の前には、美味しそうなお昼ご飯。これは絶対にご飯に負けてしまうだろう。少なくとも小学生の私だったら、放送には目もくれずご飯に夢中だったと思います、、(お恥ずかしい話ですが)
そんな昔を思い出しながら精一杯放送に臨み、15分間の放送を終えました。そして放送時の教室の様子を見せていただくと、

なんということでしょう。なんて素直で素晴らしい子どもたちなのでしょうか、小学生当時の私を叱りたくなりました。きっと、災害が起きても家族を守り率先して行動が起こせる、命を守ることができる立派な子供たちだと思いました。私もこの子どもたちに負けないよう、精一杯頑張らないといけません。良い刺激をたくさんいただきました、みんなありがとう!

輝いている子どもたち

今回は、児童たちとたくさんお話させていただくことができました。今流行っているゲームの話や普段の様子、興味があることなどをたくさん教えてくれました(もう流行についていけていない感覚が、、大丈夫だろうか)。
またいつか、みんなとゆっくりお話できる日が来るといいな。
今回は本当にありがとうございました!

北海道の防災についてはこちらのページもご覧ください。

NHK北海道の太平洋防災プロジェクト

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