NHK札幌放送局

クラブ歴代最多出場達成! 宮澤裕樹主将

西阪 太志

2021年6月29日(火)午後4時21分 更新

週末の北海道コンサドーレ札幌vs徳島ヴォルティス戦中継、実況担当の西阪太志です。

08年の加入以来、コンサドーレ一筋でプレーする、
キャプテンの宮澤裕樹選手が節目の記録を達成しました!

6月27日の鹿島アントラーズ戦に先発出場。
これがリーグ戦通算出場416試合目となり、コンサドーレの歴代最多出場記録となりました。

プロ14年目。6人の監督のもとで戦い、自らがプレーするポジションもFWから中盤、DFラインへと変化していく中で、出場試合数を積み上げられたひけつとは。

記録を目前にして、
6月18日に報道陣に取材対応した宮澤選手の言葉を、取材ノートから再現します。

7/4(日) 午後1:05~ 総合テレビ
北海道コンサドーレ札幌-徳島ヴォルティス 生中継!

Q:クラブ歴代最多記録は、これまでは砂川誠さんの記録(415試合)です。そこに並ぶ、追い越すという点はいかがでしょうか。

宮澤裕樹選手(以下、宮澤):僕も一緒にプレーをさせてもらいましたが、本当に偉大な先輩ですし、砂川さんの場合は、札幌に来る前から試合数を重ねている選手です。
現役通算ではもっと試合に出ている選手なので。
(砂川さんは柏・岐阜でもプレーをし、現役通算でリーグ戦495試合出場)
まだまだ自分はその域に達していないと思います。
まずはチームの記録ということで、その偉大な先輩を超えられるということ、もっと自分が記録を塗り替えて、更新していきたいと思っているので。そのモチベーションはすごく高いです。

Q:これまでの道のりを振り返って、印象に残っていることは?どんなことが思い起こされるでしょうか?

宮澤:僕自身FWで入ってきて、FWで初ゴールもJ1で決めましたし、その時の印象、記憶はいまだにあります。
その中で、様々な監督と出会い、自分のプレーをするポジションも変化してきて、今まで携わってくださった方に感謝したいと思います。
自分個人としても、その時その時の監督のサッカーや、サッカーのトレンド、そういうものに適応できたからこそ、この記録があると思います。
チームとしても、J1からすぐに降格したり、J1を目指してJ2で優勝したり。
コンサドーレで色んな経験をさせてもらいました。自分の中に財産がたくさんあります。

Q:2016年からはキャプテンに就任されました。キャプテンマークを巻くようになる前と、後。感じるものに違いはありましたか?

宮澤:自分も若いころは自分中心の考えでサッカーをしていたと思います。
それからチームの中心になってきて、キャプテンになったことで、チームに対する思いや、自分がやらなきゃいけないことを理解して変わってきたと思います。
キャプテンになれたことというのは自分にとって成長する上でのターニングポイントだったと思っています。

Q:監督のサッカーや、トレンドに対応できたからこその記録というお話がありました。ご自身のポジションも変わっていったなかで、対応するために、心がけていたことは何ですか?

宮澤: 今もそうですが、やっているその当時の監督のやりたいサッカーや、何をするべきなのかというのをまずは理解しようという風に思っていました。
個人的にも、身体能力など個人の能力で勝負をする選手ではないので。
監督のやりたいサッカーの仕組み、求められていることを理解しようとしたこと。
それが理解出来ていることで、今もピッチに立てていると思いますし、そこは自分が生き残る上で大切な要素だったかなと思います。

Q:これまでのキャリアで特に影響を受けた人とのエピソードなどがあれば、教えてください。

宮澤:パッとはなかなか出てこないんですが、色んな人と出会ってきたので。
その中でミシャ監督は、自分の成長やサッカー観が停滞し始めている時期に監督に出会って、新しいサッカー観や、自分がまだまだ成長できる要素を見出してくれました。
今、サッカーをやっていてすごく楽しいですし、まだまだ成長できるという自信があります。
監督と出会えて、一緒にサッカーかできるということは、自分にとってものすごくポジティブなことだなと思います。

ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(愛称・ミシャ)

Q:そんなミシャ監督のサッカーではどんなことを求められ、表現しようとしていますか?

宮澤:やはり攻撃の所。自分はDFとして出場することもありますけど、攻撃のところで落ち着かせることが自分にとっての役割だと思います。
そして自分もチームの中では経験がある選手になってきたので、チーム全体を把握して、動かすことが自分に求められていることだと思います。
チームの戦術面では、色々変わりながら来ていますけど、ベースの所、走って、戦って、セカンドボールを拾うことが、ミシャ監督のベースなので。そこは(どの試合でも)ぶれずにやらないといけないことかなと思います。

(取材後記)

「本当に気が利くプレーができる選手。宮澤選手がいるといないでは、チームの落ち着きが全く違う」とチームメイトからも評される宮澤選手。

そんな宮澤選手がプロの世界で1試合1試合積み重ねて来られた理由として話してくださった内容は、スポーツ選手だけではなく、私たちの日常にも響くものだと感じました。

監督(上司)の考えを理解し、ピッチ(職場)で表現する。
言葉にすることは簡単ですが、容易いものではないと思います。

それを遂行できること、その結果としてのクラブ歴代最多出場記録に、宮澤選手の凄さを感じた取材でした。

そう感じたのは私自身の仕事のタイミングもありまして。
私事になりますが、7/4のコンサドーレ戦の中継をもちまして、札幌局から釧路局に異動することになりました。

釧路でも、自分が求められているものをしっかり理解し、道東のフィールドで皆様のために働くことが出来ればと考えています。

引き続き、視聴者の皆様には北海道のアナウンサーとしてお世話になります。

今後とも、よろしくお願い致します!

2021年6月29日

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