「ほっとニュースぐるっと道東!」「道東推し」のコーナーでは、道東各地のイチオシを紹介しています。
7月15日は「3分センコンSHOW」と題して、制限時間3分で、釧路・根室・十勝の、週末に行きたくなる情報をプレゼンしました。

ご紹介したのはこちら、夏の風物詩、蛍です。

実は、こんなに美しい光景が道東で見られるんです!

今回は、十勝川温泉内の十勝が丘公園と、釧路湿原の西側に位置する温根内ビジターセンターで今月開催される蛍の鑑賞イベントについてお伝えしました。
まず、温根内ビジターセンターのイベントでガイドを務める、美幌博物館の館長、鬼丸和幸さんにお話を伺いました。

Q:蛍は地域によって見られる時期がずれるんですね?
→そうなんです。実は、蛍は暖かいところから出現し始めるため、地域によって見られる時期がずれています。国内では、おおむね桜前線と同じように南から北に発生します。道東は、夏でも涼しいため遅くなる傾向があります。特に、釧路や根室では夏に霧が発生しやすく、気温が上がらない日が多いため、蛍の発生は遅めです。

Q:十勝川温泉と釧路湿原の環境の特徴を教えてください。
→十勝川温泉は、地熱があるため水温が高く、蛍が住みやすい環境だと言えます。
また、釧路湿原は、蛍の住みかとなる草が一面に広がっていて、こちらも蛍にとって住みやすい環境です。また、こちらは木道が整備されているため、車いすの人も楽しむことができます。


Q:どんな天気のときに見られるのでしょうか。
→ジメジメと汗ばむくらい暑く、無風で、月が出ていない曇った夜であると、よく見ることができます。

ということで…私もこの気象条件を狙って十勝が丘公園に見に行ってきました!
20時過ぎ、気温は19℃、湿度は90%近く、風は0m/sで条件はばっちり!ワクワクしながら向かうと…はかなくて幻想的な光がチカチカとしていました˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖
ぼーっと無心で眺めていると、とても癒やされました。皆さんにもぜひ見ていただきたい光景です!
【イベント詳細】
「モール温泉夢ボタル鑑賞会」は、音更町の十勝が丘公園で、7月9日(土)~18日(月)、20:00~21:00、
「蛍の週末」は、鶴居村の温根内ビジターセンターで、 7月22日(金)~24日(日)の3日間、18:30~21:00に開催されます。
いずれも参加は無料です!
温根内ビジターセンターでは、この3日間はガイドがあります。こちらは残念ながら事前申し込みで定員に達したということなんですが…この日程以外でも木道は解放されていて、自由に鑑賞を楽しめるということです。蒸し暑い、風がない、曇った夜を狙ってぜひ見てみてください!

蛍は人口の光が嫌いなので、スマホのライトやフラッシュは使わないようにしてください。また、鈴をつける、複数人で歩くなど、クマ対策をして安全に楽しんでください!!
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