「ほっとニュース北海道」で毎週金曜日にお伝えしている「ローカルフレンズニュース」。道内各地の地域おこしや情報発信に取り組んでいる“フレンズ”の皆さんに、今オススメしたいニュースや話題を伝えていただきます。
今回は、道東発の企画や事業の開発を手掛ける団体「ドット道東」の代表理事、中西拓郎さんです。

中西さんがこれまでお伝えしてくださったフレンズニュースはこちら!
今回のテーマは宇宙!
11月4日、5日、十勝の大樹町と帯広市内で「北海道宇宙サミット」が開かれました。
北海道初の宇宙ビジネスに関する会議です。近年世界的に注目されている宇宙産業と他の様々な産業をつなげることを目的に、宇宙を軸としたビジネスの関係者が集まりました。
中西さんたちはこのサミットのロゴなどを手掛けました。

この「北海道、開港。」というキャッチコピー。大樹町のスペースポートが宇宙とつながる港で、その港が開かれることで発展する未来へのワクワク感が込められています。

2日間にわたって開かれたサミットの初日は、大樹町での見学ツアー。
民間企業が開発しているロケットの工場に行きました。
間近でロケットを見られることはなかなかないので、貴重な機会ですよね。
オンラインでも同時配信をして、最大2200人が見ていたそうです。

そして2日目は帯広市内です。
宇宙関連産業の人から地域づくりに携わる人まで。多くのゲストが登壇しました。
中でも中西さんが印象に残ったことを聞くと…
「2040年に宇宙利用が当たり前になるということが語られていて、もう未来の話ではないと感じました。宇宙産業との相乗効果で観光であったり、メーカーを誘致することで雇用が生まれたり、身近な変化がたくさんあるはずだと思いました」
と話してくれました。
宇宙を身近にというのは、イベントを主催した実行委員会の一人、中神美佳さんも話していました。
「たとえば学校の教育旅行とか、修学旅行で大樹町のスペースポートの見学をしてもらうとか、スペースポートや宇宙をテーマにこんなコラボ商品を考えませんかとか。道東をめぐる観光ツアーに組み込むとか。宇宙産業に気軽に関わってもらえたらうれしいです」
と話してくれました。
中西さんも宇宙とのかかわりについては
「これまであまり接点はなく、限られた業界の話だと思っていたのですけど、いろいろな会社を誘致したり、まち作りに直結したりするというのが今回の発見でした。今後も興味をもってもらえるよう自分も力になりたいです」
と話していました。
この内容はきょう19日(金)の「ほっとニュース北海道」で放送予定です。今後も地元を深く知るフレンズならではの視点と、各地で生まれる新たな話題や魅力にぜひご期待ください。
2021年11月19日