「ほっとニュース北海道」で毎週金曜日にお伝えしている「ローカルフレンズニュース」。道内各地の地域おこしや情報発信に取り組んでいる“フレンズ”の皆さんに、今オススメしたいニュースや話題を伝えていただきます。
今回は、十勝・足寄町の儀間雅真さんがフレンズニュースに初登場!
儀間さんは去年12月のローカルフレンズ滞在記をプロデュースしてくださいました。
#ローカルフレンズ足寄
今回、儀間さんが紹介してくださるのは、妻の芙沙子さんが始めた新たなチャレンジです。

お二人は5年前に足寄町に移住。狩猟をしたり、ゲストハウスを経営したりしているのですが、先月、芙沙子さんが町内に新しいお店をオープンしました。

そのお店がこちら。元ラーメン店だった空き物件を改装して作ったのが…

昭和以前のレトロな品を集めた古道具屋さん。この椅子やテーブル、食器は全部商品です。
以前、環境保全に関わる仕事をしていたという芙沙子さん。移住してからは、足寄町でフリーマーケットなどリサイクルをテーマとしたイベントを開いて積極的に活動してきました。
そして、足寄町の移住サポートセンターで働いていたことも大きなポイント。
移住者が空き家に入居する時、それまで使われていた家具などがほとんど捨てられるのを見て「もったいない」と思っていました。
そこで、古くなってもまだ使える品物を新しい持ち主に橋渡しする古道具屋を始めた芙沙子さん。
仕入れ先は足寄町内外の知人を通じて、家を取り壊す時などに声をかけてもらっています。
芙沙子さんおすすめのレトロな商品はこちら。

ブログ冒頭の写真にもある足踏み式ミシン。電気は使いません。説明書もちゃんとついていて、その通りに使ってみたらきちんと縫えたそうです。

こちらは製麺機。近くの農家から仕入れました。これでうどんなどを作って食べていたそうです。

さらに足寄町の農家が作るとうきび茶やお隣・陸別町の方が作るトドマツのエッセンシャルオイルなど、地域の人たちが作った商品も販売しています。

そしてこの缶詰の中身は…

鹿肉のグリーンカレー。狩猟をする儀間さんが開発した商品で、パッケージが完成し次第、お店に並べる予定です。
こうした芙沙子さんの取り組みを近くで見てきた儀間さん。
「自分のやりたいことが見つかって、スタートを切れたのはうれしいです。これまで移住者と空き家をつなげる橋渡しの役割をしていましたが、今度はモノと人をつなげるっていう橋渡しでいいなと思います」
と話していました。
お店は今のところ週末を中心にオープンしているそうです。
一歩足を踏み入れるとタイムスリップしたような気持ちになれるかも。
これまで持ち主の方に大切にされてきた品物がこれからどんな人に受け継がれていくのか、どんな出会いがあるのか楽しみですね。
この内容はきょう25日(金)の「ほっとニュース北海道」で放送予定です。今後も地元を深く知るフレンズならではの視点と、各地で生まれる新たな話題や魅力にぜひご期待ください。
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2022年3月25日