NHK札幌放送局

政府配布の布マスク 皆さんは使っていますか? シラベルカ#10

シラベルカ

2020年6月9日(火)午後1時10分 更新

みなさんからの声を受けNHK北海道が取材を進める「シラベルカ」。
10回目は、政府配布の布マスクについてです。

アンケートで質問を選定

6月1日の生放送で実施したwebアンケートで4つの候補の中から調べるテーマを選んでいただきました。

選ばれたテーマは

国会議員をはじめ政府配布のマスクをしないのはなぜ?(50代男性)

でした。1週間かけて取材班が調べました!

配布を主導する閣僚や道議は?

厚生労働省は、国の予算260億円をかけて配布される布マスクを6月11日までに道内はおおむね配布を完了するとしています。

4月1日の配布表明以降、マスクの配布を進める閣僚の言い分は?
衆議院厚生労働委員会のやりとりを振り返りましょう。

質問
「配布の責任者として厚生労働大臣として、それだけ配っているマスクをなぜご自身は使わないのか?」
回答
「なぜ使わないかということでありますが、福祉施設が作っていただいているマスク、これをPRさせていただいおります」
回答
「このマスクでありますけれど、アイヌの文様の布マスクでありまして、病気を体に入れないという魔除けの願いが込められている」


6月3日に開かれた道議会の少子・高齢社会対策特別委員会を訪れてみました。

出席者16人の議員のうち、政府配布のマスク使っている人は1人もいませんでした。

「若干小さかったのもあるんですけど、子どもたちに使わせようかなと思っています。必要な方に必要なものを届けたいという意味では、意味のある政策だったと思います」
「自宅にはまだ届いていないです。タイミングよく配られるのであればいいとしても、ここまで遅れてしまったら、政策自体、全然ダメです」


みなさん、つけていますか?

次に、札幌市中心部のチカホ=地下歩行空間で、どれくらい使われているのか。実際に調べてみました。

「結構マスクを買ってしまったのもあって、使っていません。サイズが小さいので、とりあえず置いているという感じです」
「まだ使ったことないです。使い捨てのマスクのストックがまだ家にあるので」

6月4日にチカホで1時間程度200人を調べたところ、政府配布のマスクをつけていたのは、わずか1人でした。使っている人に話を聞いてみると・・・

政府配布のマスクをしていた男性
「届いたので、ちょっとつけてみました。けっこう布が取れてきたりするという感じはあります。あと小さいのですぐ落ちてくるのはあります」

街なかでつけない理由を調べた結果、サイズが小さいなどの声が多く聞かれました。

有効利用の方法は?

使わないという人も多い中、道内で政府配布のマスクを有効活用する動きについても調べました。
労働組合の連合北海道は札幌市大通駅などに不要なマスクの寄付ボックスを設置しています。これまでに政府配布のマスクを中心に2万枚以上が集まりました。

集まったマスクは、児童クラブや、児童相談所などに贈って、活用してもらうことにしていて、寄付ボックスは6月30日まで設置しています。

また、札幌市豊平区の障害がある人の支援や相談を行うNPO法人「コロポックルさっぽろ」では、マスクのリメイクを受け付けています。

リメイクは、1枚300円で、形も、デザインも違うオリジナルのマスクに作り替えられます。

マスクをほどいて一枚のガーゼに戻し、マスクの型紙に合わせて生地を裁断し、デザインとして使う浴衣生地を縫い合わせます。

NPO法人コロポックルさっぽろ 土谷規子さん
「全国から問い合わせがありまして、注文が殺到しました。これから暑い時期にむけてとても重宝するかと思います」。

リメイクしたマスクは、販売することで施設の方の工賃にもなります。問い合わせは電話番号011-858-5600で受け付けています。

せっかく全世帯に届けられるものですから、自分にあった活用を考えてみるといいかもしれません。

(取材・札幌放送局 竹内一帆記者・工藤嘉宏ディレクター)


放送の動画はこちら


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