今年、1月から紋別市のオホーツクタワーに取り付けていた流氷カメラを撤去しました。2か月半にわたってオホーツクの海を見続けました。
2シーズン目となる今年、流氷カメラを設置したのは紋別市の沖にそびえ立つ氷海展望塔オホーツクタワー。特別に許可をいただいて、遮蔽物がなく海を見渡せる屋上に設置しました。

紋別市の流氷初日は独自に観測している市によりますと平年よりも3日早い、1月20日なりましたが・・。流氷カメラは強風でカメラが下向きに。

その後、直しても風の影響で何度も何度もカメラが傾いてしまいました。しかし、斜めになっても、流氷が海を覆う絶景を撮影し続けてくれました。

以降は、設置方法を変えたため、斜めになることはなかったのですが・・、とたんに流氷が来なくなってしまいました。ことしの「流氷初日」は早かったですが、2月に入るとあたたかい風が流れ込み流氷が沖へと流れてしまったのです。

もう2度と間近で流氷を撮影できることはないと思っていた3月2日、低気圧の影響で一気に流氷が沿岸に押し寄せました!嵐が過ぎ去ったあとのわずか1日だけでしたが朝焼けや夕焼けに照らされた美しい流氷が撮影されていました。そして、この2日後、流氷が沖に遠ざかって船が航行できる状態になった最初の日、「海明け」となりました。

流氷カメラは3月31日に撤去しました。協力していただいた皆様、そして見て下さった皆様、ありがとうございました。また来年!

2021年4月9日
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