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桜の町を高校生が盛り上げる!

  • 2023年4月20日

こんにちは!「ほっとニュース道央いぶりDAYひだか」胆振日高担当リポーターの内部明日香です。ことしは春らしくなるのが本当に早かったですよね。桜の開花も例年より早い!桜の名所、新ひだか町静内地区の「しずない桜まつり」も開催期間が早まることになったそうです。その桜まつりを盛り上げようと地元の高校生たちが準備を進めています♪

まず訪れたのは、静内農業高校です。静内農業高校は、毎年さまざまな食品を作り、しずない桜まつりで販売しているんです!この日も、食品科学科の2年生がまつりで販売する食品を作っているということで訪ねました。

この日作っていたのは、「なんばん黒みそ」。学校で栽培する大豆で仕込んだ黒みそとなんばんをあわせた、ごはんのおともにピッタリな一品なんだとか!静内農業高校で代々作られ、定期的に開かれる販売会でも取り扱われます。新ひだか町のみなさんには、静内農業高校と言えばこの味とも言われる人気の品です。
なんばんに火をとおしたあと、黒みそを少しずつ加えていきます。

私もいただいたのですが、みその甘みとコクにピリッとしたなんばんの風味が効いていて、これはごはんが進む味だな~と思いました!
生徒は、「みんなで力を合わせて作ったので、味にもその思いがこもっていると思います。僕たちの商品がさまざまな方に味わってもらえることはとてもうれしいことです。いろんな観光客の方にも来てほしいです。」と話していました。

続いて静内高校へ。2人の生徒が、自分たちの特技をいかして町の桜をPRしようとしていると聞き、やってきました。

それが、「御桜印」。御朱印から着想を得たオリジナルのもので、御朱印の印鑑の代わりに桜の絵が描かれています。その絵の上に、筆で「新ひだか町」「櫻」といった文字が描かれています。取材に伺った日はデザインを絞り込む段階だったので、候補を見せてもらいました。

この御桜印を作った、3年生の坪島未可子さんと水野衣咲季さん。美術部の坪島さんが桜の絵を描き、書道部の水野さんが文字を入れます。

この御桜印を桜まつり当日に自分たちで配り、地域活性化に貢献したいんだとか!坪島さんは、「御桜印という形で自分たちの地域への思いというのを残せるということがとてもうれしいですし、当日桜まつりに来てくださる色々な人と交流できることもすごくうれしいので、それに向けてもう少し頑張っていきます。」と話してくれました。
また、水野さんは、「もしことし御桜印を配って人が多く来てくれたら、来年以降も続けたいなと考えています。そうなったら静内高校の書道部と美術部に受け継いでいって、毎年デザインが変わるような御桜印をつくっていけたらいいなと思います。そうすることで、御桜印を集めたいというリピーターが増え、桜まつりに人が増えてくれたらうれしいです。」と話してくれました。

2人の行動力、そして御桜印の出来自体にもすごいな~と感心しきりでした!2校のみなさん、ありがとうございました!

「しずない桜まつり」は、4月24日から30日まで開催されます。その中で静内農業高校の製品が買えるのは、4月29日の午前9時~12時。静内高校の生徒2人が作った御桜印が配られるのは、4月29日午前9時からと、30日の午前9時からです!ことしは4年ぶりに新型コロナウイルス対策の制限を撤廃して開催されます。たくさんの方が笑顔になれるおまつりになりますように♪それでは!

私が前回取材を担当した、「観光地・登別から胆振の魅力発信!」の記事も併せてご覧ください(^ ^)

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