NHK札幌放送局

福島町の横綱椎茸

花田 実咲

2023年3月15日(水)午後7時30分 更新

「千代の山」「千代の富士」が生まれた福島町で栽培されている「横綱椎茸」。手間暇かかる“原木栽培”で作られるしいたけについて、地域おこし協力隊の古市太介さんに紹介してもらいました!

横綱が生まれた町の特産しいたけ

栽培しているのは、管藤さん親子です。福島町では、2軒の農家で横綱椎茸を栽培しています。

ハウスの中を見せていただくと、ありました!立派なしいたけです!

「横綱椎茸」という名前の由来を管藤さんに聞いてみると、

「2人の横綱が生まれた町ですし、横綱の名前をつけても良いくらいおいしいということで、この名前がつけられました。」

時間のかかる原木栽培

なんと、横綱椎茸の栽培には1年半もかかるそうなんです。

①原木に菌を植えます。
②ハウスの中で菌が活動しやすくなるように湿度の管理をしながら2ヶ月ほど置きます。
③その後、林の中に1年間原木を寝かせて、菌を行き渡らせます。
④原木を一晩水に浸けて刺激を与えます。
⑤ハウスの中に並べて10日ほどで発生するということです。

実際に原木を持たせてもらったという古市さんは、

「かなり重たくて、人1人抱えているかのようでした。管藤さんが重労働で大変と話していましたが、本当にその大変さが身にしみてわかりました。」

と話していました。

時間をかけて愛情込めて育てた横綱椎茸。どんな味がするのでしょうか?

管藤さんのオススメは焼きしいたけ。

古市さんに味をきいてみると

「肉厚でとてもコリコリとした食感です。塩をかけただけですがうまみがたっぷりで、このままご飯と一緒に食べたいおいしさです。」

とってもおいしいことが伝わってきます!!

収穫は3月いっぱいで、道南のスーパーなどに出荷されるということです^^

花田実咲が書いた他の記事はこちら!

松前城城下の蔵カフェ
冬のうまいものに出会う旅~厚沢部町~

NHK函館放送局トップへ戻る

関連情報

松前町の旬のマグロ

花田 実咲

2023年9月12日(火)午後2時25分 更新

脂のりがいい!冬のホッケ

花田 実咲

2022年11月28日(月)午後8時00分 更新

蜜入りがよい!七飯町のりんご

花田 実咲

2022年11月2日(水)午後8時00分 更新

上に戻る