NHK札幌放送局

どうする? 病床の"圧倒的不足"

ほっとニュース北海道

2021年1月21日(木)午前11時49分 更新

旭川市は、新型コロナウイルスの大規模なクラスターが相次ぎました。対策にあたった医師は、病床が圧倒的に足りないため、重症化のリスクが高いとされる患者でもクラスターが起きた施設にとどまってもらっていたことを明らかにしました。医師は、設備の整った病院に入院しなくとも必要な医療が受けられる体制を早急に整備する必要があると指摘しています。

取材に応じたのは、厚生労働省のDMAT=災害派遣医療チームの近藤久禎医師です。旭川市で相次いで発生した100人を超える大規模なクラスターの対策に現地であたりました。

圧倒的な病床不足で…

近藤医師は、旭川市では去年11月17日の時点で、基礎疾患がある人や介護を必要とする人など、重症化のリスクが高いとされる患者を受け入れる病床が圧倒的に不足していたことを明らかにしました。
当初、市は、こうした患者は例外なく設備の整った基幹病院に入院させていましたが、大規模なクラスターが発生した病院や障害者施設については、これが実質的にできなくなり、重症化のリスクが高いとされる患者でもその施設にとどまってもらわざるをえなくなったということです。

何が必要か

市は、これらの施設に対し、医師や看護師などの派遣や、防護服といった物資の支援に集中して取り組んでいたということで、近藤医師は「医療を受けなければただちに命の危険がある人のための病床の確保を最優先にした結果の対応だった」としています。

DMAT近藤久禎医師
「全国のどの病院や施設でも同じ対応を迫られる可能性がある。救える命を救うためにも最悪の事態を想定した医療の支援体制を早急に整えておく必要がある」

2021年1月18日放送



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