ヒグマの生態や遭遇した時の対処法を学ぶ特別授業が、標津町の小学校で行われました。
標津町の川北小学校では周辺でクマの目撃が相次いでいて、子どもたちにクマに関する知識を深めてもらおうと初めて特別授業が行われました。
1年生の授業では、▽クマがエサを求めて学校付近の川沿いを茂みを伝って移動することや、▽草を刈って見通しをよくすることで市街地に近寄らないようにする地域の取り組みを学びました。

クマに遭遇したときは大きな声は出さず、慌てずにゆっくりと後ろに下がることや、すぐに大人に知らせることなどを確認しました。
授業を受けた女子児童は「クマが来ないように家の庭の草刈りをしたいと思います」と話していました。
講師を務めた標津町農林課の長田係長は「周りにクマが住んでいることを意識してもらい、きょうの内容を家に持ち帰って家族と一緒に学んでほしい」と話していました。
2021年8月18日