NHK札幌放送局

札幌山の手高校 過去最高の成績を

ほっとスポーツプラス

2020年12月18日(金)午後2時25分 更新

師走の京都を舞台に高校生ランナーがたすきをつなぐ「全国高校駅伝」が12月20日に行われます。男子の北海道代表、札幌山の手高校は2年連続12回目の出場です。ことしは、2人の主力選手を中心に過去最高の成績を目指します。
(札幌局 阿久根駿介)  

チームテーマは「必笑」

札幌山の手高校は、北海道大会を2年連続で優勝しました。全国高校駅伝では、過去最高を上回る6位以上の成績を目指します。

梶山一樹 監督
「ことしのうちのチームのテーマが『必笑』なので、最後は必ず笑いたい。
 北海道のみなさんに喜んでもらえるような走りをみせたい」

上位進出のカギ① 島田拓選手

上位進出のカギとなるのが1区、10キロを任される3年生の島田拓選手。もともと力のある選手でしたが、ことしの夏以降、急激に力を伸ばし、ことし10月の記録会では、5000メートルの高校生の北海道記録を更新しました。島田選手は1区で10位以内でたすきをつなぐことを目標としています。

島田拓 選手
「北海道記録を持っているということが自信となって押し切れるかなと。始めから先頭に食らいつくような走りをしたいなと思います」

上位進出のカギ② パトリック選手

さらに、強豪ランナーがそろう3区の8キロあまりを走る2年生、キンヤンジュイ・パトリック選手は、ケニアからの留学生です。新型コロナウイルスの影響で母国からなかなか戻れず、チームに合流したのは9月となりました。去年の都大路では1年生ながら3区で24人抜きの区間2位の快走を見せました。島田選手が1区で10位以内に入ってくれば、パトリック選手が3区で1桁順位まで押し上げてくれると期待されています。

キンヤンジュイ・パトリック選手
「ふだんの練習メニューと監督が組み込んでいる練習と両方やってきて、力がついたと思う。区間賞とベストタイムとレコードタイム(新記録)を出したいです」

2人でせっさたくましてきた

この1年間、パトリック選手は自分のメニューをこなす一方、島田選手はそのパトリック選手の背中を一生懸命に追いかけました。そして今では互角に走れるようになり、チームとしての厚みが生まれました。

雪国ならではの課題を工夫で解決

一方で、この時期の北海道は雪が降り、十分に外で走り込めないという課題があります。そこで、さまざまな工夫を凝らしたメニューを行ってきました。

1つめは、標高2600メートルの酸素濃度のなかでランニングができる施設でのトレーニングです。平地に比べて6%ほど酸素が薄いなかで走ることで心肺機能の強化につなげることができます。

島田拓 選手
「こういう環境が北海道にあるのはすごくありがたいです」

さらに、パトリック選手がケニアで取り組んでいた練習も取り入れています。通称「ケニアドリル」と呼ばれるケニアの選手たちが毎日取り組んでいるメニューです。細かくステップを踏み続けたり、体をひねったりする動きをパトリック選手が主導して繰り返します。長い距離を走るのに必要な筋力を強化できます。

梶山一樹 監督
「すごく一個一個の動きがきつく日本人には強度が強い練習かもしれない。ただ、この練習をしたことで、一回り全体的にみんなが体が細くなってきたと思う。どんどんトレーニングが積めてきているので体が絞れてきているかなと思います」


全国で北の大地の力を示す

工夫を凝らした練習で上位を目指す札幌山の手。ことしは新型コロナウイルスの影響で大会直前に学校が休校になるなど難しい調整を余儀なくされましたが、1年間の集大成を全国大会にぶつけます。

島田拓 選手
「しっかり過去最高の結果を残して、北海道という地にも、こういうことができるんだっていう自信を持った走りを目指して頑張っていきたいと思います」

誠実にまっすぐ、そして愚直に練習に取り組み、自分の脚力や技術を上げようと
努力する姿が印象的でした。また、梶山一樹監督はコロナ渦のなかでも選手とのコミュニケーションを大切にしようと、SNSを使ってやりとりをするなど、この1年間は大変だったと思います。なんとかこの努力が結果として報われることを期待しています。

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