NHK札幌放送局

北海道2区 最近の選挙結果は

衆院北海道2区補選

2021年3月25日(木)午前11時57分 更新

最近の衆議院選挙で、「北海道2区」の結果を振り返ります。 北海道2区は、前々回・2014年の47回選挙までは、札幌市の北区と東区の2つの区が選挙区でした。そして、前回・2017年の48回選挙で区割りの見直しが行われ、北海道2区のうち、北区の一部が隣りの北海道1区に移りました。 

【43回(2003年/平成15年)】

民主党の三井辨雄氏が10万8000票近くを得て、自民党の吉川貴盛氏ら4人を抑えて2回目の当選を果たしました。
吉川氏は、北海道2区での当選だった2000年の42回選挙を上回る8万3000票以上をこの43回選挙で得ましたが三井氏には及ばず、重複立候補した比例代表でも復活当選できませんでした。
一方、三井氏は、42回選挙は比例代表単独で立候補して初当選し、この43回選挙は北海道2区に立候補しました。
三井氏は、吉川氏に北区で1万6000票余り、東区で8000票近い差をつけました。

【44回(2005年/平成17年)】

民主党の三井辨雄氏が12万9000票余りを得て、自民党の吉川貴盛氏ら2人を抑えて3回目の当選を果たしました。

吉川氏はおよそ12万7000票の得票で、三井氏との票差は2000票余りでした。
吉川氏は、重複立候補した比例代表で3回目の当選となり、衆議院議員に返り咲きました。
北区では、三井氏が吉川氏におよそ4000票の差をつけ、東区では逆に吉川氏が三井氏に2000票近い差をつけました。
その差し引きの結果、2人の差は得票率にして0.8ポイント程度と大接戦になりました。

【45回(2009年/平成21年)】

民主党が政権交代を果たしたこの45回選挙。
北海道2区では民主党の三井辨雄氏が16万5000票余りを得て、自民党の吉川貴盛氏ら4人を抑えて4回目の当選を果たしました。
吉川氏は9万4000票近くの得票で、この45回選挙では、三井氏と吉川氏の票差は7万1000票余りと開きました。
吉川氏は、重複立候補した比例代表でも復活当選できませんでした。
三井氏は、吉川氏に北区では4万票近く、東区では3万1000票以上の差をつけました。

【46回(2012年/平成24年)】

自民党の吉川貴盛氏が8万3000票以上を得て、民主党の三井辨雄氏ら4人を抑えて4回目の当選を果たし、再び衆議院議員に返り咲きました。
三井氏は5万5000票以上の得票で、およそ2万8000票の票差で吉川氏に敗れました。
三井氏は、重複立候補した比例代表でも復活当選できず、45回選挙とは真逆の結果となりました。
また、三井氏は当時、野田内閣で厚生労働大臣を務めていて、自民党が圧勝して政権を取り戻したこの選挙で、北海道2区は現職閣僚の落選という象徴的な選挙区となりました。
吉川氏は、三井氏に北区で1万2000票余り、東区で1万6000票近い差をつけました。
一方、三井氏に続いて3位に入った日本維新の会の高橋美穂氏は4万7000票余りの得票で、重複立候補した比例代表で初当選を果たしました。
この46回選挙は、民主党・自民党のいわゆる2大政党に対抗して第3極の中で新党結成や合流をめぐる動きが活発になり、選挙協力などの模索もぎりぎりまで続きました。
こうした中、日本維新の会が北海道で初めての議席を獲得しました。

【47回(2014年/平成26年)】

自民党の吉川貴盛氏が8万8000票以上を得て、維新の党の松木謙公氏ら3人を抑えて5回目の当選を果たしました。
札幌市出身の松木氏は、46回選挙はオホーツクと宗谷の地域が選挙区の北海道12区で新党大地から立候補して落選。この47回選挙は、42回選挙以来5回ぶりに北海道2区で立候補し、5万6000票余りを得て、重複立候補した比例代表で4回目の当選を決めて衆議院議員に返り咲きました。維新系は、46回選挙、47回選挙と2回続けて比例代表の北海道ブロックで1議席を獲得していて、この北海道2区の候補者が復活当選するかたちが続きました。
吉川氏は、松木氏に北区でおよそ1万5000票、東区で1万7000票余りの差をつけました。
一方、3位に入ったのは、その後北海道5区を選挙区とする池田真紀氏で、このときは無所属で立候補して4万7000票近くの得票でした。
これまでこの北海道2区で立候補していた三井辨雄氏は、体調不良を理由に選挙を前に引退を決め、松木氏を後継指名しました。これに反発した民主党は公認候補を出さず、民主党道連として池田氏を推薦しました。

この47回選挙のあと、2015年、党内対立から維新の党が分裂して「おおさか維新の会」が結党します。
そして2016年3月、民主党と維新の党が合流して民進党結成。同じ年の8月には「おおさか維新の会」は日本維新の会に名前を変更します。

【48回(2017年/平成29年)】

与野党4党の候補者による争いとなり、自民党の吉川貴盛氏が10万5000票近くを得て、希望の党の松木謙公氏らを抑えて6回目の当選を果たしました。
吉川氏はこの48回選挙の前年、北海道の自民党のトップ、自民党道連の会長に就任していました。
松木氏は選挙前、民進党に所属していた前議員では道内でただ1人、希望の党から立候補しました。野党側が一枚岩になれなかった中、47回選挙を上回る7万4000票以上の得票でしたが、重複立候補した比例代表でも復活当選できず、議席を失いました。

また、47回選挙は道内12選挙区すべてに候補者を擁立した共産党は、この48回選挙では“野党共闘”で候補者擁立を道内では4選挙区にしぼり、この北海道2区では47回選挙に続いて金倉昌俊氏を擁立しました。
共産党はこの48回選挙、47回選挙で比例代表の北海道ブロックで2000年の42回選挙以来14年ぶりに獲得した1議席を守れず、金倉氏は重複立候補した比例代表でも議席は得られませんでした。
日本維新の会は、道内の小選挙区ではこの北海道2区のみ公認候補として小和田康文氏を擁立しました。
小和田氏は、46回選挙と47回選挙は北海道3区から立候補し、48回選挙は北海道2区に挑戦しましたが得票は有効票の10%に届かず、いわゆる「10%条項」によって重複立候補した比例代表では候補者名簿から削除されるかたちになりました。
日本維新の会は、この48回選挙は比例代表の北海道ブロックで1議席にとどかず、維新の党を含めて過去2回続けて、北海道2区の候補者が復活当選するかたちで得ていた1議席を失いました。
一方、区割りの見直しで、北海道2区は北区の一部と東区が選挙区となりましたが、吉川氏は、松木氏に北区で1万3000票近く、東区で1万7000票以上の差をつけました。

2021年3月25日

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