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2023年2月9日(木)午後7時00分 更新

北海道内の新型コロナウイルスに関する情報をまとめてお伝えします。毎日の生活の中で、職場で、私たちはどう行動すればよいのか? 関連情報も掲載しています。
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道内で1022人感染確認 5人死亡

9日に道内で発表された新規感染者数は、▼道が485人、▼札幌市が378人、▼旭川市が35人、▼函館市が116人、▼小樽市が8人の合わせて1022人となっています。
このうち、道が発表した感染者数を医療機関の所在地別に見ますと、▼胆振地方が106人、▼石狩地方と十勝地方が56人、▼オホーツク地方が43人、▼釧路地方が31人、▼空知地方と渡島地方が27人、▼後志地方と上川地方、宗谷地方が13人、▼根室地方が9人、▼日高地方が5人、▼桧山地方と留萌地方が1人、それに▼道の陽性者登録センターが84人となっています。

一日の新規感染者数は先週の木曜日に比べて345人減り、23日続けて前の週の同じ曜日を下回り、減少傾向が続いています。

一方、これまでに感染が確認されていた人のうち、合わせて5人の死亡が発表されました。
このうち、▼道は80代の女性1人と90代の女性1人、年代・性別非公表の1人を、▼札幌市は70代の男性2人の死亡を発表しました。
これで道内の感染者は札幌市ののべ55万2489人を含むのべ131万8164人となり、亡くなった人は4451人となりました。


6日から「レベル1」に引き下げへ

新型コロナウイルスの新規感染者数などの減少傾向が続いているとして、道は3日の対策本部会議で、週明けの6日から感染対策を行うための目安としている「レベル分類」を今の「2」から「1」に引き下げることを決めました。
対策本部会議では、道の担当者から、道内で新規感染者数と病床使用率がともに減少傾向が続いていると報告がありました。
このうち、道内の病床使用率は20%前後にまで低下し、指標となる30%を下回っていることから、「レベル分類」を週明けの6日から、今の「2」から「1」に引き下げることを決めました。去年11月にいまの「レベル分類」の運用が始まったあと、「1」になるのは今回が初めてです。
このほか、医療のひっ迫度合いに応じて確保する病床の「フェーズ」について、道南圏で今の「3」から「2」へ引き下げることを決めました。
これで、道内全域で「フェーズ」が「2」になりました。
鈴木知事は「病床使用率や新規感染者数の減少傾向が続いているものの、季節性インフルエンザは増加傾向にある。これから冬のイベントなどで人との接触機会が多くなる中、基本的な感染対策の再徹底、オミクロン株対応ワクチンの早期の接種について検討をお願いしたい」と述べました。


大声伴うイベント収容率上限50%以内→100%以内に緩和

大声を伴うイベントの開催制限について、道は、政府の新たな方針に基づき、30日から新型コロナの感染対策を前提に制限を緩和し、収容率の上限の基本を定員の100%以内とすることを決めました。
大声を伴うイベントは、新型コロナの感染対策のため収容率の上限が定員の50%以内に制限されています。
これについて道は、30日の対策本部会議で、政府の新たな方針に基づき、基本的な感染対策を行うことを前提に30日から制限を緩和し、収容率の上限の基本を定員の100%以内とすることを決めました。

また、新型コロナの感染症法上の位置づけを大型連休明けの5月8日に、今の「2類相当」から季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行することについて政府から3月上旬に具体的な方針が示される見通しだとして、課題の整理を進めることを確認しました。
30日の会議ではこのほか、医療のひっ迫度合いに応じて確保する病床の「フェーズ」について2月1日から道南圏を除いて今の「3」から「2」へ引き下げることを決めました。
鈴木知事は「新規感染者数は減少してきているが、依然として高齢者施設などで集団感染が発生している。引き続きマスクの適切な着用や十分な換気など基本的な感染対策の再徹底を呼びかけていく」と述べました。


新型コロナ 5月に「5類」に移行 知事は 専門家は

新型コロナの感染症法上の位置づけについて、政府の対策本部は1月27日、5月8日に今の「2類相当」から季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行する方針を決定しました。移行前に改めて専門家の意見を聞き、予定どおり実施するか最終的な確認を行うとしています。
また「5類」への移行後、患者が幅広い医療機関で受診できるよう、医療提供体制を見直していく一方、医療費の扱いについては患者に急激な負担増が生じないよう、期限を区切って公費負担を継続していく方針を示し、3月上旬をめどに具体的なあり方を明らかにすると説明しました。
さらにワクチンについて、必要な接種であれば、引き続き自己負担なく受けられるようにするとしています。
このほか、マスクについては、屋内、屋外を問わず、着用を個人の判断に委ねることを基本にするよう見直すとした上で、具体的な見直し時期を検討していく考えを示しました。

鈴木知事は27日の記者会見で、「『5類』への見直しで新型コロナ対策は大きな節目を迎えることになるが、見直しを行っても新型コロナ自体がなくなるわけではなく、感染防止と社会経済活動を両立させ、新型コロナを乗り越えていくという目標に向けて協力して取り組んでいくことに変わりはない」と述べました。
そのうえで、「医療や療養の体制、公費負担やマスク着用の見直しについてどう変更されていくのかはまだ明確に示されていない。全国知事会とも連携しながら明確な方針が早期に示されるよう国に働きかけていきたい」と述べました。

新型コロナの感染症法の分類を5類に見直すことについて、感染症学が専門の札幌医科大学の横田伸一教授は、「5類への転換という点では、行動制限の解除ということが1番大きいと思う。これから社会生活を取り戻して行動していくなかで、国民に対してわかりやすく、できるだけ多くの人に納得してもらえる指針作りが必要だと思う」と述べました。
その上で、市民に対して、「感染対策が終わるのではなく、今度は市民一人ひとりに責任を持ってやってもらうかたちに移行していき、生活を取り戻していく方向に進んでいるんだと理解してもらえればと思う。感染症自体の感染力や一定程度の重症化というのは変わらない現実なので、それを受け止めながら社会生活を送っていく認識に立ってほしい」と述べました。

また、自治体に求められることとして、「感染対策の呼びかけや流行状況の把握は、おそらく自治体の仕事ということになるかと思う。医療を必要とする方に最適な医療を提供できる体制作りが重要だ。また、北海道の医療は決して潤沢にあるものではなく、特に地方では医療のひっ迫がすぐに起きてしまうことがあるので、地域連携を今一度見直していく必要もあるかもしれない」と指摘しました。


同時流行抑制へ 冬のイベントや学校で感染対策徹底を呼び掛け

インフルエンザの流行が道内全域で広がっています。道は新型コロナウイルスの対策本部会議で、同時流行を抑えるため新学期を迎える学校などでの感染対策の徹底を呼びかけました。
この中で、道の担当者は、新型コロナウイルスとの同時流行が懸念されてきたインフルエンザについて、道内に30ある保健所の管内すべてで流行入りし、増加傾向がみられると報告しました。

さらに、年末年始に一時的に減少した新型コロナウイルスの感染者数も再び増加傾向にあるとして、3年ぶりに行われる冬のイベントなど人との接触機会が増える場面や、新学期を迎える学校などでの感染対策の徹底を呼びかけました。
鈴木知事は対策本部会議で幹部らに対し、「年末年始や冬休みが終わり、生活が通常モードに切り替わる中、新型コロナウイルスは引き続き、高い感染レベルにある。学校では順次、新学期が始まるので、改めて児童や生徒、保護者の皆さんに対し、感染防止行動の徹底について呼びかけてほしい」と指示しました。


新型コロナとインフルエンザの同時流行懸念

新型コロナの感染が拡大して以降、インフルエンザの流行はありませんでしたが、今シーズンは同時流行が懸念されています。
道によりますと、今月8日までの1週間に道内229の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は、速報値であわせて1247人と、前の週に比べて2倍に増え、感染が拡大しています。
1医療機関あたりの1週間の患者数が「1.00人」を超えると、「流行期入り」とされていますが、全道で見ますと、▼先月25日までの1週間に「1.76人」と、2020年3月以来、3シーズンぶりに「1」を超えて流行期に入り、▼今月1日までの1週間では「2.76人」、▼今月8日までの1週間では速報値で「5.52人」となりました。

さらに、保健所別では、▼室蘭が「18.13人」と最も多く、次いで、▼江別が「12.86人」、▼岩内が「11.50人」で、これら3つの保健所の管内では1医療機関あたりの患者数が10人以上となり、今後4週間以内に大きな流行が発生する可能性が高いとして、インフルエンザの「注意報」が発令されました。
このほか、▼札幌で「4.93人」、▼旭川で「4.69人」、▼函館で「4.07人」などとなっていて、すべての保健所の管内で流行期に入りました。

北海道がインフルエンザの流行期に入るのは、新型コロナウイルスの感染拡大以降初めてで、同時流行が懸念されています。


オミクロン株の新たな変異「XBB」札幌市が道内初確認と発表

札幌市は、「XBB」と呼ばれる新型コロナウイルスのオミクロン株の新たな変異ウイルスが道内で初めて確認されたと発表しました。
「XBB」の感染が確認されたのは、先月19日から25日の1週間の間に新型コロナへの感染が確認された人のなかの1人で、市が陽性者の検体の中から無作為に抽出して行うゲノム解析で判明したということです。
市は感染確認された人の性別や年齢、行動履歴は非公表にしています。
「XBB」は、オミクロン株の「BA.2」系統の2種類が組み合わさったタイプのウイルスで、アメリカではこの系統のウイルスへの感染が急速に拡大しています。
札幌市は、「『XBB』は感染力が強い可能性が示唆されているが、感染予防や感染した際の対応は従来株と同様と考えている。オミクロン株対応のワクチンもあるため、接種について引き続き検討してほしい」と呼びかけています。


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感染予防に重要な「換気」 冬場の換気のポイントは?

新型コロナの集団感染のケースなどに詳しい北海道大学大学院工学研究院の林基哉教授は、「換気が悪い場所で大規模なクラスターが発生していることからも、寒い中でも工夫しながら換気の回数を増やすことが感染防止につながる」と換気の重要性を指摘しています。
そのうえで林教授は、「換気が少ない状態を少しでも避けるため、住宅では風呂やトイレの換気扇を常にまわすことや、一定方向に空気が流れるのを防ぐために扇風機やエアコンを活用することも効果的だ」としています。

さらに、帰省などで家庭内でも人の出入りが増える年末年始については、「遠くから家族が集まると感染リスクが高まっていると思っていただく必要がある。そうしたなかで、リビングに人が集まって食事するときなどは、厨房やキッチンの換気扇を運転し、その換気扇からなるべく遠いところの窓を開けることで、空間全体の空気を入れ換えてほしい。特に人が集まった時には換気の回数をより増やすことが感染予防につながる」と話していて、こまめな換気が必要だと改めて呼びかけています。



■北海道の感染状況 全国でみると…

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