NHK札幌放送局

胆振東部地震から3年 “あの日わたしは”

ほっとニュースweb

2021年9月3日(金)午後3時49分 更新

これまでに取材してきた被災者の方々などの証言の一部を時系列で紹介します。

 ※災害に関する映像や被災者の方の体験を公開しています。精神的なストレスを感じる方もいらっしゃるかもしれません。ご覧になる際には注意してください。

2018年9月6日午前3時7分 安平町 福田剛さん

体が振り回されそうな突然の大きな揺れ。「はやきた子ども園」では、お泊まり会のためホールで寝ていた子どもたちが驚いて起きました。「集まって!」と声をかけ私のところに子どもたちを集め、「大丈夫だよ」となだめました。外から聞こえるサイレンが怖くて泣き出す子もいました。

2018年9月6日午前3時7分 北広島市大曲並木地区 竹内明広さん

揺れたなと思ったら、急に縦に揺さぶられました。ガチャガチャという凄い金属音が聞こえました。とっさに窓を開けたら、隣にあるはずの息子の家が地盤ごと傾き斜め向かいに移動していました。

2018年9月6日午前3時7分 室蘭放送局 遠藤英訓記者

室蘭市で突然、激しい横揺れを感じました。上からものが落ちてくることに備えて隣で寝ていた子どもに布団かぶせました。なかなか揺れが収まらない中、スマートフォンで室内の様子を撮影しました。テレビを付けると胆振地方東部を震源とする地震が発生していました。安平町では震度6強を観測。

2018年9月6日午前3時50分 苫小牧支局 中尾絢一記者

自宅から600メートルほど離れた支局が入るビルに走って向かいました。しかし、停電のため電子ロックのドアが動かず中に入ることができませんでした。結局、ビルの管理人に許可をもらい、窓を割って支局に入りました。ビデオカメラに衛星電話、それにヘルメットを抱え、タクシーで震度6強が観測された安平町に向かいました。

2018年9月6日午前5時00分 北広島市大曲並木地区 竹内明広さん

近所のおばあさんが自宅から避難できなかったため救助を要請し、朝5時に消防隊が到着しました。消防隊員のみなさんも「並木が大変なことになっている」と驚いていました。自慢のガーデニングもめちゃくちゃになってしまいました。

2018年9月6日午前5時15分 苫小牧支局 中尾絢一記者

厚真町で大規模な土砂崩れが発生し、複数のけが人が出ているとの情報があり、現場へ向かいました。道路の至るところで土砂崩れが発生していたため、迂回しながら近づいていきました。町内に入ると、携帯電話がつながらなくなり、衛星電話を使い現場の状況を報告しました。

2018年9月6日午前5時20分 当時・札幌放送局 塚本観知夫カメラマン

ヘリコプターで震源地に近い厚真町吉野地区の上空に到着すると、あたり一面で大規模な土砂崩れが起きていました。現場の状況をリポートで伝えました。

2018年9月6日午前6時00分 苫小牧支局 中尾絢一記者

厚真町で土砂崩れで複数の住宅が倒壊したという情報があった吉野地区付近に到着。地区では山が崩れ一帯が土砂に埋まっていました。地区には農家を中心に20人ほどの住民がいるとの話を聞きましたが、近づくことができないため、反対側の東和地区に移動しました。

2018年9月6日午前6時30分 厚真町 梅原智哉さん

「吉野で土砂崩れが起きている」という話を聞き、車に乗って向かいましたが、あちこちで道路が土砂で寸断され近づくことができませんでした。東和地区からかろうじて吉野地区が見えました。言葉が出ませんでした。これからどうなってしまうのだろうかと考えていました。

2018年9月6日午前 厚真町 土居元さん

夜が明けてから、栽培しているハスカップが心配なので見に行きました。畑に向かう道に地割れが起きていて、木は土砂に埋まってしまっていました。あまりの光景にぼう然としてしまいました。

2018年9月6日午前 安平町 青木明子さん

突然の地震。知的障害がある息子は環境の変化が苦手なため、避難所には行くことができませんでした。札幌の実家などに避難することを決めました。

2018年9月6日午前8時55分 当時・札幌放送局 塚本観知夫カメラマン

ヘリコプターで札幌市清田区に上空に到着。里塚地区が液状化により一面、水浸しになっていることが分かり、ヘリから生中継をしました。

2018年9月6日午前9時00分 登別市 鳴海文昭さん

登別市役所には住民が続々と避難してきていました。多くの人が、携帯電話の充電を希望していたため、市は公用車の電気自動車を活用して電源を提供していました。すぐに順番待ちの長い列ができていました。


2018年9月6日午前10時00分 苫小牧支局 中尾絢一記者

土砂崩れで多くの住宅が流された厚真町富里地区の現場で自衛隊の救助活動を取材。住民の佐藤泰夫さんは当時の様子について「山が動いている瞬間が自宅の窓から見えて、ただ事ではないと感じた。隣の家に暮らしていて、土砂に巻き込まれたいとこを早く救助してほしい」と話していました。



2018年9月6日午前11時30分 室蘭放送局 遠藤英訓記者

むかわ町で住民への取材。新聞販売店の工藤弘さんは「新聞配達のために午前3時に家を出た。すぐに、ものすごい揺れが起きた。家に戻ったら、1階がつぶれていた。家族は2階から助け出してなんとか無事だったんだが」と話していました。

2018年9月6日午後3時00分 苫小牧支局 中尾絢一記者

厚真町の富里地区では自衛隊や警察が懸命の救助活動を続けていました。救助の現場の様子、住民の声を中継で伝えました。厚真町では吉野地区、富里地区、幌内地区などの広範囲で行方不明者の情報が出ていました。

2018年9月6日午後6時00分 岩見沢市 橋谷功志さん

岩見沢市で酪農を営んでいます。地震の後、少し経ってから停電が続いていて、午前中は搾乳をすることができませんでした。何とかしようと倉庫の奥で眠っていた10年以上前に購入した自家発電機を使って機械を動かし搾乳しました。しかし、工場から停電で牛乳を受け入れられないとの連絡があり牛乳を廃棄しました。初めてのとてもつらい経験でした。

2018年9月6日 午後8時10分 江別市 津村明彦さん

地震から半日あまりがたって、周りの様子を見ようと外に出ると、今まで見たことがない星空が目に入ってきました。怖いのにきれいというか、きれいだと思うんですが、 「こんなに、どうして見えているんだろう」と考えると、じわじわと恐ろしくなりました。

(撮影:津村明彦さん)

2018年9月6日午後9時00分 札幌市 山口奈緒さん

自宅の窓から見た星空があまりにも輝いていたので、外に出て撮影しました。流れ星も見えましたが、ふだんなら喜んだと思いますが、とても寂しい気持ちでした。

(撮影:山口奈緒さん)

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