この秋、ドングリは広い範囲で不作となっていて、道は、ヒグマが市街地や農地に出没する可能性があるとして注意を呼びかけています。
道は、毎年9月に全道各地でドングリやヤマブドウなどの生育状況を調べています。
その結果、ことしは、
- ミズナラのドングリが日高・石狩・胆振を除く地域で不作
- 道南のブナのドングリが不作
となっています。
道は、不作の地域を中心にエサが足りないヒグマが市街地や農地に出没する可能性があるとして、次のような点に注意するよう呼びかけています。
- 生ごみは屋外に放置しない。
- 農地で作業する際は足跡やふんなどがないか確認する。
- 廃棄する農産物は農地内に残さない
道ヒグマ対策室 武田忠義主幹の話
「ヒグマは秋のいまの時期、冬眠に向けてたくさん栄養を蓄えようとしてエサ探しにいそしんでいます。北海道の野山はどこでもヒグマの生息の可能性がありますので、鈴や笛で音を出すとか、集団でおしゃべりをしながら歩くとか、ヒグマに出会わないようにくれぐれも気をつけていただきたいと思います」
ヒグマ情報 #ヒグマ
北海道のヒグマ関連の情報をまとめています。
ヒグマカメラ
札幌周辺部のヒグマの生息エリアを定点で記録しています。タヌキ・エゾシカ・ヒグマがレンズの前に現れています。