投票用紙の疑問について、調べた記事を読んでくださった方からでしょうか。
新たな疑問がNHKに届きました。

参議院選挙いわゆる比例区で個人名を書く場合、当該地区、例えば北海道地区の立候補者以外を書いた場合は無効票になるのでしょうか。
(憧れの職業に就かれて、羨ましい限りです。ぼちぼち頑張ってください)。

応援の言葉とともに寄せられた新しい疑問!ありがとうございます。
参院選と衆院選の違い
前回の『センキョの疑問答えます!②「投票用紙にまつわる疑問」』でも少し触れましたが、参院選では選挙区と比例代表用で、2種類の投票が行われます。その際、比例代表の投票用紙に記入するのは、比例代表で立候補した候補者名か政党名、どちらでも構いません。ただし、参院選の場合、選挙区に立候補した人は、比例代表にも重複して立候補することはできません。この点が、衆院選と異なります。
参議院選挙の仕組みについては、こちらでも詳しく解説しています。
「参議院選挙 仕組みを詳しく 定数や比例代表など選挙制度」
“当該地区”以外の候補者を書いてもいいの?
ここで、いただいた疑問について詳しく考えてみます。
“当該地区、例えば北海道地区の立候補者以外を書いた場合は無効票になるのでしょうか”
まず「当該地区」とは、どこになるのか。参院選の比例代表は、全国単位で行われます。衆院選のように地域ごとのブロック分けはありません。記載所には比例代表の立候補者や政党の一覧が貼られているので、その一覧を参考に、投票してください!

ただし、注意点が1つあります。
札幌市選挙管理委員会によると、選挙区の立候補者の名前を、比例代表の投票用紙に書いてしまった場合、効力を失った票、いわゆる無効票として扱われてしまうそうです。例えば、今回の北海道選挙区に立候補している12人の名前を、比例代表の投票用紙に書いてしまうと、無効票になります。
選挙区と比例代表。投票する際は、それぞれの候補者や政党をしっかり確認してください!

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札幌放送局記者
髙山もえか

長野県出身。
今年4月から憧れの記者に。札幌で過ごす初めての夏は、涼しく感じる?それとも暑い?今から、ドキドキ楽しみです。